他になにもできない、

これしかできない

というのは幸せだと思う。

迷う余地がない。

 

ただ、本当にそう言える人は

そこに行き着くまで

さんざん迷ったり七転八倒したのだとも思う。

 

一度や二度は

その道を進むのをやめようと

思うほうが当たり前かもしれないし

その上で戻ってくることで

思いはもっと強くなる。

 

一度はそれまでの仕事をやめて別の世界へ飛び込み

またもどってきた人を何人か知っている。

 

だからといって

俄然生き生きと取り組み始めるようなものではなく

あくまで淡々と

昨日までの仕事の続きをやるように

取り掛かる。

 

結果がどうなろうと

評価がどうなろうと

これしかないのだからやるしかない。

そういうことだ。

 

ええっと

新渡戸稲造だったっけ。

(ちがった。新渡戸稲造が好んだ歌で鈴木弘恭作だそうだ)

見る人の心ごころにまかせおきて 高嶺に澄める秋の夜の月

高嶺にいるかどうかは別として、人がどう思うかには頓着しない心。

 

今年のおみくじは、この歌のパクリ作だった。

見る人のこころこころにまかせおきて 木末にすめる月の影かな