田中淳夫 平凡社新書 2002年
森林と林業の課題について、とてもわかりやすく書かれています。
事例も豊富です。
あれこれメモってるときりがないので、あとがきにある田中淳夫氏の林業提案、つまり結論のようなものをそのまま引用します。
1.環境や森林の公益機能などを持ち出さない
2.下草刈りなしや無間伐など低コスト林業をめざせ
3.森づくりよりも商品づくりが大切
そうだろうと思います。少なくとも現時点の私は、大賛成です。
環境保護だけ声高に叫んでも、現状は変わらない。
都市住民の妙な森林ボランティアはむしろ有害。
現状をきちんと丁寧に見て、過去を振り返って、その上で未来を考える。
そうしないと実効性のある計画は出てこない。
そして思い出しました。
「道徳なき経済は犯罪である。経済なき道徳は寝言である」二宮尊徳
道徳のところを理念に置き換えると企業経営ですね。
いま環境問題は「寝言」からの脱却をめざしているところなんだと思います。
この本が出てからもう7年。
林業経営は変わったんでしょうか。
動き始めているんでしょうか。
それはこれから、仕事を通じて、生活を通じて自分で確かめること。