さきほど、

学んだことをシェアした記事を書いたらやはり

最終回のこともまとめておきたいとあらためて思ったので書きます。

2018年1月30日、全5回の連続講座の5回目が終わりました。
 

「The Heart of Scial Change 2017」

私が2009年に出会ってから大きな影響を受け、細々と学び続けているNVCの

創始者であるマーシャル・ローゼンバーグ氏の著書(未だ和訳されていない)をもとに

「参加者が実際に直面している課題・挑戦

NVCの視点から捉えてゆく実践的なコースです」

ということで半年かけて学んできました。

 

1回目 理想の関係/明るいエネルギー

2回目 学び、変化、成長を毎月感じながら、遊ぶ

3回目 檻を出た犬が、人を噛む必要がなくなった話

4回目 ニーズの原っぱで会いましょう

5回目 この記事

 

いま読み返してみると、最初から一貫して同じメッセージを受け取り続けてるんだけど

ともに学ぶ人びとから出てくる質問や事例や

自分自身の仕事や生活が半年分積み重なって

だんだんだんだん腑に落ちていった。

 

 

私がいろいろと文句のある現在の社会制度とか教育とかを

ただ批判したり攻撃しても何も変わらない。

争いが増えるだけ、対立が起きれば抑圧も強くなる。

一貫性のある本質的な変化を起こすのがますます難しくなるだろう。

 

やっていくことは、第一に自分自身の内側で起きている暴力を止め

外に向ける敵意の正体:敵イメージを溶かし

権威に頼らずに自分自身の感情とニーズにのみ拠ること。

そのうえで相手のニーズにも関心を持つこと。

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ことに最終回で大きく響いた言葉は

 

「自己共感は、内在化された他者共感である」

という、サラ・ペイトン氏の言葉(たぶん)と、

 

マーシャル博士がナチスのレジスタンス運動をしていた人たちに

インタビューをしたというエピソード。

なぜ彼らが強烈なプロパガンダに惑わされずに信念をもっていられたのか。

彼らに共通していたのは、全員、

子どものころに話を聴いてもらえていた、ということだった。

 

これを聞いて本当に鳥肌が立った。

 

聴いてもらえて育つ

共感されて育つ

やがて自分自身で、自分に共感することができるようになり

信念を持ち

自己共感も他者共感もできるようになる・・・!?

 

私が「聴く」ことで自己共感を手伝い

「聴く」方法を伝え

「聴く」「聴いてもらえる」場を作っているのは

ストレートに社会変革につながっている!!!!!!

 

そして、

なかなかその道が思うように進まないときでも

 

メモにはこうある。

「地味で地道な一歩一歩のつながりが大事」

「理想は、段階を追って無知でなくなり続けること」

 

はい。

そのように進みます。
 

メンバーが、初回のグラフィックレコードを持ってきてくれました。

美しい記録。

 

最後に、ケンさんがシェアしてくれた詩が、宝物となりました。

 

We were together. I forget the rest.

(我々は共にいた。あとは忘れた。)

By Walt Whitman

 

私たちは、確かにそこに居て、そして、成果とかそういうことでなく、

ともに居た、ともに居られた、そのことの価値を生きている。

ゲームを楽しもう。

 

場をつくってくださったケンさんこまきさんかつぞうさん。

ともに居てくれたみなさん。

講座以外の日々私とともに居てくださるみなさん。

ありがとう。

 

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