美輪明宏氏がTV出演している動画が流れていた。
それは子育て相談に答えるもので
頷ける部分もあったのだけど
私が強烈にひっかかった言葉が
「子どもを殴るにも資格がいるのよ」
という言葉だった。
いわく、
「尊敬してる人から殴られれば子どもは自分が悪い、と思うけど
そうでない人から殴られたら恨みにしかならない」
というような主旨だった。
スタジオにいたタレントたちは
頷きながらきいていて
感想として
「自分もこれから、(子どもを殴る時は?)俺に殴る資格あるのか、って自問します」
みたいなことを言っていた。
いやいやいやいやいや違うでしょ!
尊敬される自分だったら殴っていいのか?
違うでしょ!!
恨みにされるから、殴ってはいけないのか?
違うでしょ!!!!
人を殴っていい資格のある人なんかいない。
暴力をふるう側にある「正当性」のタチの悪さ。
この自己正当化がある限り、暴力がなくならない。
ちょうど、6/1のこのイベント
6/1映画と対話から学ぶ深層心理学講座
~アクト・オブ・キリング~
のために
映画「アクト・オブ・キリング」を観たばかりだったので
殴る資格、という発想は
殺す資格、という思想につながっている。
そして美輪氏の動画は「いい話」としてシェアされている。
TV番組のスタジオでも
FaceBookの前の人も
コメント書く人も
シェアする人も
「いい話」だって頷いてる…
怖い。
虐殺は、
正当だ、殺していい、自分に殺す資格がある、相手に殺される理由がある、
という思想のもとに、行われた。
怖い。
暴力は、正当だ、しつけだ、殴っていい、殴ることも必要、相手に殴られる理由がある、
という思想から行われ続けている。
そんな話も、ここでできるかな?
6/1映画と対話から学ぶ深層心理学講座
~アクト・オブ・キリング~
ファシリテーターのもうひとり、まぁちゃんのブログもどうぞ。
最後に、公式サイトより
森山達也氏のことばを引用。
人はこうやって、人を殺す。笑いながら。
一張羅に着替えながら。バカ話に興じながら。
まるで悪夢だ。でもやがてあなたは気づく。
自分はスクリーンではなく鏡を見ているのだと。
(森達也 作家・映画監督)
観るならば、この言葉を噛み締めてから、観てほしい。
※映画「アクト・オブ・キリング」は
女性や子供への暴力表現が含まれます。
暴力被害当事者の方にはお勧めしません。
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今週土曜は、
5/17 稲城 Green World Cafe聴きカフェ
ワンコイン500円で20分、聴きます。
自分でもきこえてなかったココロの声と出会う時間。
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