「毒母ミーティング」に行ってきました。
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/per.cgi?form=&year=2012&mon=6&day=14



母がしんどい/田房永子
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ポイズン・ママ 母・小川真由美との40年戦争/小川雅代
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の著者二人のトークライブ。

ゲスト、司会、二部で精神科医も加わってのトークでした。

やはり田房さんの言語センスは素晴らしくて
(ブログも面白いし)

「うちって変なの?もしかして?いやそんなことないよね、わっやっぱり変だった!」
と子どもが自分ちの異常さを認めるポイントは
ハゲの人が
「俺ってハゲ?もしかして?いやそんなことないよね、わっやっぱりハゲだった!」
と自他ともに認めざるを得ないポイントまで禿げるというのに似ていて
そのポイントを
「ずる剥けポイント」と名付けていて
超笑いました。言い得て妙すぎ。
逸脱しすぎない家庭でじわじわとやられる子どもは、
誰にも共感されずに
自分の感じ方が変なのかな?
と自分すら味方にできずに長年不統一な自己を抱えて生きる。

子どもは母を擁護しようとする。
自分の半生を否定したくない。
自分のDNAを切り捨てることができない。
その愛が得られないことは、死を意味していたのだから
母を否定することには、理屈ではない強硬な回避が起こる。

精神科医の斉藤環氏は
「母殺しは難しい」という言葉で表現してました。

それに加えて、親を敬うべき
親を傷つけてはいけないという世間の目。

田房さんはこう表現する。

「母という銀行強盗に人質にとられて監禁されている私。
学校の先生が母のライフルに弾を供給する」

http://mudani.seesaa.net/article/119387523.html 

味方がいない。
権力者には自分の苦しみを見せないようにしないと迫害される。

なんと恐ろしい状況だろう。

自分の内側でも、
自分のなりたちやDNAや愛を否定したくないと抵抗があり
外側にも周到な見張りが立っている。

分裂したまま葛藤したままの自己。

そんなことを思いました。


希望の光だったのは
精神科医斉藤環氏の言葉
「虐待の連鎖っていうのは、情報のなかった時代の話。
今は内省も、学びもある時代」
ということ。

そうだよ!いまはネットも、講座も、本も、ある。
私たちは、これを連鎖しないで済む。

うっかり手渡してしまったものも、
子どもたちは、きっと乗り越えてくれる。
くれ。(願)


あと、結論として私が受けとったのは
実母は子に対しての毒を自覚することが大事。
支配してしまう
愛や血を言い訳に適正距離を踏み越えるものだということを
ちゃんと自覚して、
子どもを尊重して自我を育てる。

というところでした。

周りも、親子の状態を見ずに「親は正しい、敬え」とか言わずに
「この子の命は健全に輝いているかな」とただ当事者的に関わるとよいのだと思う。
あまりに子どもが親に所有されすぎていると私は思う。

あまりに親は、特に母親は、責任を負わされすぎていると私は思う。
自分の人生を生きる暇がないほど1人で抱え込ませちゃ駄目だよ。

ほかにもたくさんのキーワードを聞いて未整理なのだけど
まとめられる日がいつ来るのかわからんので
箇条書きにしておきます。
気になるフレーズがあったら会ったときに訊いてね!

ライチメモ

娘に理想の人生の生き直しを押しつける
とんちんかんな父
ラスボスは父
親が機嫌よくなる話題を選ぶ子ども
離れていないといい感情が保てない
家の外に自分の世界がない母は、家の中で子どもの自立を阻む
母が自分の細胞の一部であるうちは「和解」できない
罪悪感を持たされる、それは洗脳のしっぽ
保護に肯定があるかどうか
(否定しながら保護をしていないか)
これは、病名のついた人の話題ではない。。。。

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7/22 ココロカフェ
「母がしんどい」読者トーク会
http://ameblo.jp/lychee-tangerine/entry-11247708717.html