本日2記事目。

私はひとりひとりのこころの物語を

聴き、書き、語るということを書きました。

311以降、私自身のその日からの体験については、

なかなか言葉が出て来なかったのですが

昨日ようやくOKが出ました。

(どこから?内とも上ともいえるどこかから)

keiちゃんの音叉セッションを受けたからかも?^^

・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからはなんのオチもない

ほんとうに個人的な体験と感想です。

ずらずらと時系列に書くことによって整理することを目的としています。

もしお役に立つことがあるとすれば

誰かの時系列の経験をなぞって読むことで

あなたの経験をなぞる手助けになったり

起きたことを対象化したり

または離れた場所から、東京に住む誰か大切な人の経験を想像したり

の一助に、なるかな??



3/9に確定申告を済ませました。

個人事業主として初の所得税納付!(実はうっかり納期限過ぎて納めましたが

3/10に上の娘ichikoが受験のため上京。

3/11の朝。私はこの上なく幸せな気持ちで目覚めたのでした。

夫I氏と、ichikoとnikoと朝。

家があり仕事がある。ここに居なくても仲間とともにある。

表現できないような幸福感でした。

「欠けたることもなしと思えば」ってこういう感じだったのでしょうか?

「うわ~、全部ここにあるんだ!」という感じ。

まぶしくてくらくらするような現実。

それが、3/11の朝のことでした。

ichikoが受験の後に高田馬場で買い物できるようにと

手書きの地図を渡しました。

乗換が遠回りだから、帰りは歩いて帰っておいで、と

家の所在地も入った地図を書いたのです。

これが役立って、土地勘のない東京で彼女は無事に

交通機関を使わずに、家まで徒歩で帰宅できたのでした。

なんてラッキー。

知らない街の中で、ビルの壁が崩れたところもあったそうで、

怖かったことでしょう。。。

その上電車を使おうとしたら、

慣れない人ごみ、位置関係の解らない路線、

携帯がつながらない、

もっと不安だっただろうなあと思うと、

本当にラッキーに感謝です。

私は、家族を送り出した後、午後の個人セッションの前に

病院へ行って花粉症用に抗アレルギー薬をもらっていました。

これも、震災後のカラダの安定にすごく役立ちました。

あの日行けなかったらもっとひきこもっていたかもしれないし

ストレスで湿疹やじんましんに発展していたかもしれません。

(再婚前のある年の花粉の時期、ものすごいアレルギー満開だったので)

午後、個人セッションが終わるころに、強い揺れがありました。

クライアントさんと、怖いね、と話しながらおさまるのを待ちました。

少し揺れがおさまってからコンビニへ、お金を崩すために一緒に移動。

カフェ・ウナカメの人もリエゾンのsatoちゃんも外に出ていました。

コンビニの店員さんたちもみんな外に出ていましたが

「肉まん買えますか?」と訊くと

店主らしきおじさんがいったん店に入って売ってくれました。

もらったおつりで、私もクライアントさんにおつりをお渡しして

幸福を祈りつつお別れし

セッションルームに戻りました。

次のクライアントさんからは、

「電車が遅れていますが向かっています」とのメールがあり

私はまだ仕事モードでツイッターなどをチェックしていました。

いったん夫に「揺れたね~」とのんきなメールをして、

その後私からの夫へのメールは翌日まで届かない。。。

(夫は心配したり、学童に電話したりして連絡つかないことに苛立っていた模様。)

学童からは一斉メールがきて

「子ども引き取り依頼と、

誰がいつ来るかをメールでなく電話連絡するように」

というものでした。

が、電話はつながらないので

一応メール返信で、「母親が定時までに行けます」と連絡。

夫にもその旨メール(翌日まで届かないのだけど)。

ツイッターで震災被害の大きさと、交通麻痺が解ってきたので

クライアントさんには

「電車が動いたら、下車せずにご自宅まで向かってくださいね」

とメールし、セッションルームを閉めて出ました。

自転車で帰る途中、たくさんの人が歩いていました。

会社を早く出たとか、電車を途中で降りたとかだったのでしょうか。

自転車通勤でよかったと念じながら学童へ。

子どもたちは怖がっていなくて笑顔だったので

こちらがホッとして泣きそうになりました。

道々、「こういうブロックは、崩れるかもしれないから、ここからは離れて歩くんだよ」

「この上の看板とか、大きな窓ガラスも、落ちてきたら危ないね」

など通学路を地震時の視点でnikoに解説しながら歩きました。

家に着くと、ichikoが帰宅しており、再びほっと。

部屋もI氏のCDが床に散乱していたのと

食器棚の引き出しが空いていただけで

何も壊れていなかったです。

固定器具を付けていて良かった。。。

夫と一度連絡がとれ、家族全員無事ということがわかりました。

電車がすっかり止まっているらしいので

「駅に行かずに会社に泊まれば?」とメールしました。

が、夫もラッキーで無事に帰宅できたのでした。

(続く。ほんとうにオチがないää