娘niko(小2)が起きてくるなり「お腹痛い」
といって私の布団に入ってきて丸くなる。
(nikoも私も7時に目覚ましをかけているけど、
私は7時15分まで布団の中でまどろみとストレッチを味わっている)
こう言う時はだいたい「学校に行きたくない」。
でも、そう言っても却下されると思っているので
「お腹が痛い」ことになってしまうのだ。
もうトイレの後に便の様子を見せてもらう年齢ではないし
顔色、熱、声、目をみて
実際に休んだほうがいいのかを判断する。
「そうか~。お腹痛いんだ。冷えたのかな?長い靴下はく?」
などと話しながら会話のテンポを作っていく。
丹田を向けて、ほんとうには今この人の中でなにが起こっているのだろう?
興味をもって関心をよせて、共感的推測を向けて
ひとことでいうと「愛のスペースを作る」かんじ。
忙しい朝にこれは難しい
頭の半分は仕事モードな時間にこれはきつい
遅刻しそうだとか休むとしたらとか
いろんな思考が錯綜して気が散る
でも、
意図して、呼吸して、スペースを作るのだ。
だんだんうずくまるnikoも「会話モード」になって
体も伸びてきて
「1時間目の算数がいやだ」
と話してくれた。
「そうか~。算数いやなんだ。どんなことがいや?」
「同じことばっかり!つまんない!」
先生の名誉のために言うと
ぬいぐるみを使ってそのキャラクターが間違えて見せたりなど
工夫してる授業らしいのだけど。。。
慣れちゃったのね。
さらに、本当に理解してるわけじゃないけど反復してくのが
どうも苦痛らしい。
九九なんて繰り返せば覚えるんだけど
その意味がわからない。
くり下がりの引き算を忘れてしまった。
7の段と8の段で毎回わからないところがある(私も)。
「私も算数は、あまり好きではなかったけど
先生は、この前の個人面談で、nikoは理解が速くて成績もいい。
って誉めてたよ。
ちょっと退屈しているかも、って心配もしてたよ。
この前の学童でのこともそうだけど
いやだからって逃げているんじゃなくて
こう思う、こうしたい、って話してみる方法もあるよ」
学童でのこと、というのは
たまたま家の鍵を渡しに学童へ行ったら指導員のUさんが
「今、女の子3人でトイレにこもってます」
なぬ。。。
学校から学童へ行ってから30分は宿題タイム。
悪知恵を働かせた2年生女子は、
遊びタイムまでトイレにいる作戦(笑)。
呆れてると子どもたちがトイレから出てきたので
「あのね~、宿題やりたくないなら隠れてないで、
今日はやらない、家でやるから。ってまず言ってみれば」
とUさん。
「そうだよ、冬で帰宅時間早めたから、その分家でできるから
学童ではいっぱい遊びたいんだ、って自分の希望を言っていいんだよ」
と私。
そしてUさん「考えがまとまったら言いに来てね」と立ち去る。
おお~ここでいなくなるのがいいな。かっこいい。
結局私もそのあと仕事に戻ったので後から聞いたら
ちゃんと「宿題は家でやる」と宣言して、UさんもOKということになったそうだ。
ちなみに家でひとりでやる宿題は、割と字も丁寧に書けているし
留守番時間を有効にヒマせず使えて、なかなかいいようです。
終わる頃私が帰宅して、すぐサインできるし。
子どもたちは、常に常に「こうすることになっている」中にいて
従うか、逃げるか。そんな思考になっているのかもしれない。
(戦うか、逃げるかではない)
新しい方法を知って欲しい。
自分の不足や希望や考えを表現して
より快適な方法を模索することを
やってもいいんだ、できるんだ、そのほうが楽しいんだ。
そう実感していって欲しいなあ。
そのためには。。。。
聴くことのできる大人である必要がありますね。
結局、
1、遅刻しそうだから学校まで特別に自転車で送っていく
2、もしつらかったら保健室にいればいい。
その場合は何がつらいか保健の先生に話せるといいね。
3、先生に算数の時間がいやだと言ってもいい。
先生も工夫できるかもしれない。そうなったら
niko以外の他の子も喜ぶかもしれない。
先生も嬉しいかもしれない。
4、疲れがたまっているなら学童を休んで家でゆっくりしていい
(その場合学童のおやつは食べられないよ)
という選択肢を提案して、学校へ行きました。
ママも、やりたくないこと、行きたくないところへ行かなくちゃいけないときには
どうやったらいやじゃなくなるか、どうやったら楽しめるか、
頑張れるか、っていろんな工夫をしているよ。
本当は、選択肢も自分で出せるといいんだけど
時間がなくて急いでしまった。
けど、明らかに表情も明るくなって、
腹痛の様子もなく(もともと口実で、痛みはなかったかもしれないけど)
校門でバイバイできました。
I氏はもっと直球なので、夜にその話をすると即座に
「友だちとケンカでもしたのか?」と訊き
nikoは頷いていたので
算数は実は無関係かもしれません(笑)。
大人も、気になる本当のことより周辺のことを言い訳に使ったりするものね。
I氏「友だちのことも、話してみなよ。
おとんは解決が得意だよ」
私「あんたが解決してどうすんの。
話すと軽くなるかもよ。アイディアが出るかもよ」
と言うと
nikoはにや~っと笑って何も言いませんでした。
無理に内容は聞かないけど
何かの時には話してもいいかな、って思ってもらえたらいいな。
1日では伝わらなくても、
話してね、聴きたいよ。
話し合おうね、よりよい関係になりたいよ、
というメッセージを送り続けることだな。
明日はNVCワークショップの合宿。
泊まりでの学びは初めて。
応援してくれるI氏ありがとう!
日常に戻らず翌日も学びを重ねることで、
より深い浸透が期待できます!
なにしろ家には「いつものパターン」が満ち溢れているので!!
(私もいつか合宿ワークショップやりたいな。
長野のちこちゃんちとかでファームステイと合わせて、とか
スリールさんと一緒に託児つきでとか!)
まだまだ「言葉」を聴いてしまう私ですが
本当に丹田を向けて、ハートの対話ができるようトレーニングしてきます。
明日ブログは書けないけど、時々ツイートはするかも。^^
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昨日のこぶたカフェに来てくださったりかさんから、
イベントのお知らせです。
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12月19日(日)
『みんなDE家族会議』のお知らせ
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家族会議というのは、フランスで全国的に行われている
制度や内容に関して議論する会議で、1週間程度続く国民的議論の場となっています。
今、国で話をすすめている「子ども・子育て新システム」の中でも、家族会議の重要性が挙げられています。
8_8next(はは、パパネクスト)でも、そのさきがけとして、
子どもたちが幸せと感じられる「子育て・子育ち」について
まずは、「子ども・子育て新システム」を理解すること。
そして、私たち当事者同士が対話し、意見を反映し、自分たちでできることを1つ1つやっていこうという場を設けます。
また、当日参加された方々が、今度は、ご自身の地域で家族会議を開催していくことを応援します!
要&お申し込みはこちら
http://rikarika.tamaliver.jp/e146599.html
◆12月19日(日)13:30-17:00
◆大妻女子大千代田校舎 本館B2 ゲストルーム
http://www.gakuin.otsuma.ac.jp/university/access/map_chiyoda.html
◆プログラム
◎プロローグ 13:30-14:00
◎セッション 1 14:00-15:05
● プレゼン "子ども・子育てビジョン/新システムについて"
● 対話 1 "子どもたちが幸せと感じられる「子育て・子育ち」とは?"
◎セッション2 15:20-16:45
● 対話 2 "目指したい「子育て・子育ち」を実現するには?"
● 対話 3 "自分たちができることはなにか"
◎エピローグ 16:45-17:00
◆参加費: 500円
◆想定人数: 大人60名 子ども20名
☆ お子様連れ大歓迎です。
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私はその日、中野エカイエにてイベントに出るので行けないのですが
もし行かれる方いらしたら、内容シェアしてくださったら嬉しいです。
一度に複数の場所には居られないので
シェアし合えるといいですね~
ああ、松田さんにもお会いしたかった。
ご紹介くださったりかさんのブログはこちら。
活動のこと、心理学(家族)、子育て、映画など
どれも読みごたえある記事です!
みんないろんな場所でそれぞれに活動している。
同時多発な上昇エネルギーを感じます。
よ~し。