こぶたラボのヴァーチャル文庫 にて
途中お預かりした本を読みました。
「できそこないの男たち」福岡伸一著
生き物の基本形(デフォルト)=ニンゲンの場合は女
とその変形=男
という説のもとに展開される科学書で
科学的というところで男性にも読みやすく
レビューにて「科学読み物にあるまじき美しい文体」
と評されるほどの文学性というところで女性にも支持される本
だと思いました。
「教科書が退屈なのはそこにドラマがないからだ」
などと
私が高校生の頃にそう唱える科学教師がいたら
私は科学か教師かに恋をしていたことでしょう。
ともあれ。
この本を読んだ後、
すべては種の保存と個の保存か?
と思うと心穏やかな視点を得た気分です。
たとえば
健康に気を使わないどころか
死に急いでいるのか!?という生活習慣について
ああ、一定年齢を過ぎたオスは、死ぬようにプログラムされているのだ。
種の保存のために。
と思う。
ケンカや起業(汗)、冒険旅行についての欲求は
個の達成→保存。
より強い俺になりたい。
次のメスに生殖したい。
浮気は、より多くの遺伝子と交配するため。
このプログラムがDNAにセットされているのだ。
先日のSSSで「夫婦道」を研究しよう!とmioちゃんが 決意したほど
夫婦にはコツと努力が必要だという部分
女には
個の保存がプログラムされている。
男には種の保存がプログラムされている。
女のネクストステージには、種の保存が作動する。
守りから、狩りへ。
科学書にして文学的な本書にて
夫婦で議論されても素敵ですね
違う遺伝子を2種交配し、次に行こうとしてる私は
種の保存プログラムが強いのかもしれませんね。
(個の快適化かもしれませんが!?)
大事なのは分析よりリアルな感覚です。
種だろうが個だろうが、いま、ここ、を選んで生きることができるのです。