「カッコウの卵は誰のもの」東野圭吾著を読了。
電車の中づり広告で見た時に
子どもの才能と親の希望、というテーマが気になっていたところ
友人がお誕生日に夫様より贈っていただいたものを貸してもらいました!
大事なものをありがとう!すっきりしたよ!!
久々にサスペンス?ミステリー?調の小説を読みました。
そのジャンルとしてはよくできているのかもしれない。
テーマも面白い。
才能と遺伝子、親の希望と子の人生。
アマゾンレビューにあるように
たぶん「読ませる」し「映像化」に向いてるんだろ~な~。
でも、
私の個人的感想は。
☆2つ
くらいかな~
話題の中心となる風美が魅力を出しそびれている。
続いて、キーになる伸吾も、描き切れていない。
この「若者2人」がきらきらしてたら、この小説は全然違うものになっただろうにな~
というところが残念。
やはり、
緋田妻、上条妻、畑中、そして風美という「女性陣」が全然描けていないのが
私の琴線に触れぬまま終わってしまった!
という残念なところです。
たぶん映像化で監督なり女優さんなりの力で
すご~くいい作品になる可能性もあります。
が、小説としては。。。。。
私は小説は小説として味わうのですごく時間がかかる
だからこそ
文章やキャラの描かれ方には
ストーリー以上にウルサイのかもしれません。
う~~ん、惜しい。(ってスミマセン。。。)
ストーリー的には
親の希望と子の人生、
いいテーマだと思いました。
ベストセラー作家さんがこういうテーマを扱ってくれることで
教育ジャンルに興味の薄い層も「そうかもなあ」と再考のきっかけになれば。
あ、あと父目線、企業人目線なので、男性にはよいのかもしれません。