√John-Hoon ルート・ジョンフン(その７)

　「リスタートは日本で」

　「宮」の撮影中、半年以上音楽活動を休んでいたが、やはり
ジョンフンはステージで歌い、お客さんを楽しませることが生き甲斐と感じていた。さらに自由に自分の音楽が表現できる場として、日本での再スタートを決心した。
　そして２００６年１２月１２日、生まれて初めて東京のステラボールにてソロコンサートを開催した。
　コンサートの成功は彼に日本での活動の楽しさと自信を与えてくれたに違いない。

　１９９９年２月、orchidの出品した、リカステ・ショ－ルヘブン
「キョウト」が日本大賞を受賞してから、１年くらいは新聞・雑誌・テレビなどいろいろなメディアの取材が続いた。　その中でも「世界らん展」を主催してくれている読売新聞社はカラーページで何回も取り上げてくれたので「リカステ」というランを知ってもらえる大きなチャンスであった。
　またＮＨＫも主催者として加わっているので、２時間に及ぶＢＳの生放送やニュース番組、「趣味の園芸」と云う園芸番組など、いろいろな番組で「日本大賞受賞花」を紹介してくれた。
そのなかでもorchidの記憶に残っている番組がひとつある。当時はまだハイビジョンは実験放送段階であったのだが、当時の会長の一言で「ハイビジョンで蘭の美しさをアピールできる番組を作れ」と云うことになり急遽制作に掛かることになった。

　世界らん展は９日間の日程なのだが、まだ始まったばかり。そうでなくても受賞の影響で会場内のorchidのお店には連日大勢のお客様が来てくださって対応に追われているところに突然制作会社のプロデューサーが来て「すみません。番組制作の取材が急に決まったので明日農場へ戻ってください」と。えっ明日ですか？・・・・・
・・・・・否応もなく、次の日朝一番の新幹線で、撮影スタッフと滋賀県守山市の農場へ戻ることになった。
　　～　つづく　～

　今日もorchidが好きなジョンフンの曲で「花一輪」をお聞き下さい。
昨日のブログで書いた「かなうつな曲ベスト５」に入る歌です。
あ～そうそう「かなうつな歌」もう１曲あるのですね。それは「宮」のなかで使われている「おうむ」という歌です。
明日掛けようかな・・・