√John-Hoon ルート・ジョンフン(その4) | orchidのブログ

√John-Hoon ルート・ジョンフン(その4)

http://www.youtube.com/watch?v=q-QczO0WXps


「Miracle/UN」上のタグをクリックすると音楽が流れます。


 「あたらしい自分との出会い」


 ジョンフンは高校時代、私立の進学校に通っていた。韓国の受験戦争はすさまじいものがある。日本以上の学歴社会のようだ。

 エッセイの中にある面白いフレーズをご紹介しよう。


 「毎朝、母に2つお弁当を作ってもらって、一つは昼に食べ、もう一つは授業が終わった後に食べる。そしてそのまま深夜0時近くまで夜間自主学習に参加する。」


 ほとんど朝から晩まで勉強していたようだ。そんな中で高校時代の思い出作りとして参加した「ミスコン(女装コンテスト)」でみごと優勝したことにより、まわりのジョンフンを見る目が変わってきた。しかしそれ以上に「自分が注目を浴びる喜びを知ってしまった」と云うことの方が大きな意味がある。


 きのうorchidも高校の学園祭のことを書いたが、僕が通っていた高校の学園祭も結構派手で、仮装行列のときは、表の電車通り(昔京都市内は路面電車が走っていた)を警察が交通規制してくれて、大勢の見物客の見守る中を行進した。途中に審査員がいて、それぞれの組のパフォーマンスをチェックするのだ。当時僕のクラスには変な人間がたくさんいた。とにかく授業はさぼってたまにしか出席しないのにテストは成績優秀なヤツとか。思想的に変わったヤツとか。まあよく言えば個性的な人間の集まりでした。当時の京都の高校の様子を書くと長くなるので今日は省略しますが、今のいわゆる進学校とは少し制度が違っています。

 で、その変わった子が脚本を書いてくれた。たしかテーマは「なんとかと七福神」だったと思う。だから「七福神に変装して、当時の首相の張りぼてをやっつける」なんて云うシナリオだったと思う。さらに途中にお笑いネタが入っていて沿道の観客が大笑いしたことを覚えている。ドンッ


 人は従来の自分がやってきたことと全く違ったことをやることは結構勇気が要るが、やり遂げるとその新鮮さと云うか爽快感は格別ですね。

 当時の同級生、その後の消息はよく解らないが、授業をさぼってばかりいた人物はその後、京大へ入学し、今裁判官をやっているそうだ。


 「恋愛は数学のようにいかない」


 ジョンフンも「ミスコン」で優勝してからは一躍人気者になったようだ。

しかも面白いことに本人ばかりではなく、あの厳格なお父さんまでも人気者に・・・。

中学で教頭をしておられたそうだが、女子生徒のプレゼント攻勢にあったそうだ。

 

 韓国の高校は男女別学のところが多く、彼が通っていた学校も男子校でなかなか女の子に巡り会えるチャンスはなかったらしいが、例の「ミスコン」のお陰で有名になっていいロマンスが生まれたようだ。【気になる方は本を買って読んでください】ドキドキ


 orchidの高校は男女共学だった。とりわけ普通科と商業科が併設されていて、商業科は女の子のほうが多かった。当時の学園祭でのもう一つのビッグイベントは前夜祭の「フォークダンス」である。夜の8時すぎからグラウンドにライトを付けて行われるのだが、事前に相手を見つけておかないとちょっとまずいのである。


 もちろん普段つき合っている相手のいる人はよいのだが、いない人はにわか仕立てで作らないと参加しづらいのである。そこで学園祭が始まる1週間くらい前になるとあちこちでいろいろな動きがあるのだラブラブハートブレイク

 orchidも決まった相手がいなかったので探していたのだが、自分が目を付けていた子には振られて、思ってもいない複数の子から申し込まれてしまったのだ。で結局どちらか一人にしたんですが、当日は一見楽しそうにやっていたんだが、本当は断られた本命の人が気になってどこにいるのか目で探していたわけでした・・・。

 このほかいろいろ面白い話はあるのだが、最近orchidの正体がバレそうな気配なので、これ以上はやめておきます。

 この手の話は「ビーナス」さんのブログが他の追随を許さないほど面白いのそちらをご覧下さい。→http://ameblo.jp/iq136/


では明日の予告です。

明日のテーマは「誰かに敷かれたレールは走れない」です。