はいっ。







今日から改めてシルシの制作のお話をしようと思います。





「シルシ」

作詞:LiSA

作曲:カヨコ

編曲:堀江晶太






カヨコさんはDOCTORや、ポーカーフェイスを書いてくださっています。

これまでLiSAのブラックサイドを一緒により強くして来てくれたカヨコさんの

極上のバラードです。

きっとDOCTORやポーカーフェイスを聴いてくれている皆様はびっくりしたよね。





武道館が終わってココロが癒えない時

最初に外に出て逢ったのがカヨコさんでした。

外に出るの怖かった。

外の世界に触れるのが怖かった。

誰かに逢う事が申し訳なかった。沢山泣いたあの武道館の後すぐ。

それはたぶん、いつだって迷わず追いかけてくれる一人だと信じていたから。





これまでもずっと

LiSAちゃんに書きたい曲いっぱあるんや。って

LiSAッ子はほんとすごなぁ。って

皆とおんなじ目線で、私とおんなじ気持ちでずっと支えてくれていたお姉さんです。

大事な曲だからこそ、そんなカヨコさんに書いてほしかった。

そうして作ってもらったのが、シルシ。でした。






そして、私の曲の半分くらい編曲をしてくれている

晶太くんに編曲をお願いしました。

いつも、激しいアレンジが多いけど、私は晶太くんのピアノアレンジがとても好きなので

この曲は晶太くんにお願いしました。

やっぱり、おんなじ目線で、おんなじ気持ちで一緒に音楽を作って来てくれている仲間だから

何度もやり取りしてもらって今回もとても素敵なアレンジにしてくれました。







そして、歌詞の話はもう何度もしているけど

私が書かせていただきました。

原作を何度も読んで、今SAOという作品に対して、マザーズロザリオという物語の中で

LiSAとして皆に届けられる言葉を沢山探しました。

おかげで本はシワシワだし、折り目と蛍光ペンだらけです。

本当大変だった。

だけど、どうしても自分で書きたくて、何度もくじけそうになりながら

目の前で精一杯愛を届けてくれる、大切なキミとの時間を沢山思い浮かべながら

精一杯書きました。








どうしても言葉が見つからなくて気づいたら新幹線に乗って岐阜に居た。

そんなコトもあったなぁ。

だけど、最後まで諦めなくてよかった。

だってこんなにも皆にちゃんと届いていて、こんなにも皆の気持ちを感じる事が出来る。

今この想いを書かせていただくチャンスをくれた作品にとても感謝しています。






そして素晴らしいミュージシャンの皆様に素晴らしい演奏をしていただいて

美央さん達に素晴らしいストリングスを入れてもらいました。






今回シルシ。はコーラスが一カ所も入っていません。

より歌詞を想いを歌を音をそのまんま届けたくて。

それぞれの音から沢山のストレートな想いを受け取ってください。




『No More Time Machine』

作詞:古屋 真

作曲:野間康介

編曲:やしきん





こちらはキャリバー編のED。

曲はこのリリースイベントでもずっとキーボードを弾いてくれている

のまーりんこと、野間さんです。

(写真昨日のしかなかったー)

野間さんはBRiGHT FLiGHTをかいてくれていたり

アシアトコンパスはじめ、今では私のほとんどのRECでキーボードをひいてくれています。

野間さんの曲はいつもキラキラしていて、キャリバー編の冒険にぴったりだと思いました。

ワクワクするドキドキ感と、ちょっぴりの切ない感。

好きすぎてデモを何度も何度も聴いた。





そして歌詞はもうおなじみLiSAのPOPサイドを作っている古屋先生です。

私は、キャリバー編にLiSAとして歌えることってなんだろう。と考えた時、リンクしたのは

ライブに来てくれる皆のこと。

そして、私が実家に帰ると逢いに来てくれる友達のことでした。

いつか無くなってしまうかもしれないそんな時間が、ずっと続かないかもしれない。

だからこそ、今を大切にしてほしい。

伝えた事って本当たったそれだけ。

古屋さんの書くひとフレーズひとフレーズが刺さりすぎて泣いた。

歌いながら目の前の皆を見てまた泣く。

LiSAのコトも、SAOのコトも、よく分かってくれていて、大好きで居てくれる古屋先生。

本当天才。

私達にタイムマシーンはいらない。

私たちは今を創っていけるんだっ!!






そして編曲は、やしきんさん。

やしきんさんは、シロイトイキをかいてくれています。

野間さんのお洒落なラ王感を、どうアニメの世界によせてもらうか。と

ラ王がマイルドに、より歌詞が、歌が皆に届くアレンジにしてもらおう!!とお願いしたのがやしきんさんでした。




そしてこちらも素晴らしいミュージシャンの皆様に素晴らしい音をとってもらいました。







『crossing field -English ver.-』

作詞・曲:渡辺 翔

編曲:とく

訳詞:本山清治




正直、ちょーやりたくなかった。

だけど、やりたかった。





私は高校生の時やっていたオリジナルバンドで、英語の曲を作って歌っていました。

とはいえ、英語は得意ではないので、その程度。

それを得意げになんとなくかっこよく歌い、意味があるんだー!!と、ある意味LiSA語で歌っていました。




そのバンドで海外のアーティストさんと対バンする機会があって

その時私一気に恥ずかしくなっちゃったんだよね。

通じるかも分からない英語に。発音に。

RECとかしてオムニバスで発売までしてたくせに!!

アホ!!アタシのアホ!!世の中様にアホをさらすなんて!!アホ!!アホ!!







それ以来残るものには英語で歌うなんてめっそうもございません。と思っていたのだけれど

海外に行って海外の方が一生懸命日本語で歌ってくれるのが嬉しくて

感謝の意味を込めて

そして誰かの新しい一歩になるかもしれない可能性に勇気を出して

挑戦しました。





それが出来たのは力強いプロが居てくれたから。




今回本山さんに英詩を書いてもらいました。

発音指導厳しかった!!






そして私はこれまで洋楽を耳で覚えて歌って来たので

いつも海外にLiSAを届けてくれているチームLiSAの

Janeが仮歌を歌ってくれました。

台湾行く飛行機の中でずっと隣の席で私がアカペラで歌ってるのを

確認して、指導してくれていました。





裏声だとうまく発音出来るのに、地声で歌おうとすると音が固くなるから

とても大変でした。

口の使い方が言葉で全然違うから

日本語バージョンと声が違うね。笑






是非皆様も挑戦してみてくださいっ!!
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LiSAとって7枚目のシングル【シルシ】は一つの挑戦でした。

今まで表題として歌える自信がなかったバラードシングル。

初めての作品ありの歌詞。

サウンドや色に頼らない想い。

そして英語。





全てキミが居たから出来たコト。

キミが居るから出来たラブレター(CD)です。

今私が伝えたい事は全部この中に。

キミの生きている今日がもっと愛おしくなりますように。

LiSA





今日もいい日だっ。

ばいちっ。