クランクバランスとります!
縦方向に働く重量と、回転方向に働く重量の、割合を決める事。
クランクバランスとるというのは、そんな重量合わせです。意外と簡単ですね(^_^)
しかしその重量配分が、エンジンの特性に深く関わっているのであります。
落とすと怒られるというか大変な事になりかねないので、サッと写真撮ります(笑)
穴の大きな方がクランクへ。
穴の小さな方にはピストンが付きます。
指で支えてヤジロベーしてるラインが境界線です。
ここを境に、重量が関わる方向として、上は縦方向。
下は回転方向へと振り分けられます。
という事は、境界線から上のパーツとして、ピストン、ピストンリング、リストピン、クリップ、もちろん上半分のコンロッドの重量という全てのパーツ重量を合計しなくてはなりません。
ちなみに、ハーレーもインディアンも2気筒ですが、クランクピンは1本。軸はひとつ。
フロントもリヤもクソも無く、上半分は上半分、全部です。合計です。
で、下半分も同様。クランクピンもベアリングも、フライホイールワッシャーも…
この回転方向に関わるパーツ重量の合計も算出し、割合のパーセンテージを決めたら…
かなり細かく重さを設定出来る、ぶっちゃけデカいワッシャーみたいなダミーウェイトを取り付けます。
丸い重りがそれです。
で、
コンロッドの半分の重さってどーやって計るのか???
さっきのヤジロベーの状態で、秤を使えば良いワケですね(^_^)
さあ、難しくなって参りました(笑)
バランスがとれてないクランクは、
このようにユーラユラと動き、転がってしまいます。
もちろん水平で平らなバランス用の台の上でのお話です。
重いトコと軽いトコがあるからピタッとしないワケで、釣り合いをとります。
重りを貼り付けるワケには行かないので、引き算です。
静止している状態でバランスをとる、静的なバランシングをスタティックバランスと言うのですが、
対してダイナミックバランスがありまして、これは通常走る分には必要無いので触れません(笑)
レースなんかで、常にブッ込んでる回転域がいつも細かく決まってる方は、是非ともダイナミックバランスをとりましょう。
ってな感じで、全方向、どこでもピタッと止まるよう重さを調整します。
左右のフライホイールをキチッとバランスをとりまして、快適な走りです。
高回転型にするのか、低回転でチカラを出すのか。
しかしそのパーセンテージには、今のエンジンの状態(パーツセレクトや、そもそものエンジン設計を含む)に「最適」な値があるのは事実です。
高価なジャケットを着込んでも、パンツ一丁では話になりません。
エンジンのトータルなコーディネートが可能な、
リトウイングエンジニアリングへ是非お越しくださいませ(笑)



