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黒猫本舗のブログ

5人の子供の事を中心に備忘録感覚で書いてます


子供の夢物語にどこまで付き合うか。


「そんなんある訳ないだろ」


と一蹴しちまえばそれまでな事に


「へぇ、そんなところがあるんか?どんなとこなんだ?ほうほう」


って敢えて一芝居打ってみると


子供がどんな事を考えているのか


引いては現段階ではどういう人間なのか


これを探る重要な手がかりにもなる事はある。


探るっつーと何か猜疑心じみてんね、


でも相手の事を知りたいって思うのは


相手に興味を持ってるなら基本だよね。


親心なのかストーカーなのかはさておき。


相手にこうなってほしい、


相手にこうなってほしくない、


そこまでは解るけど


それに反していると言う理由だけで


相手が望んだ事を受け入れられない


とかになるとまた話は変わるかもしれん。


周りがお姫様ごっこをしている中


縄文人の生活に憧れ


動物との最大限の共存を望んでいた


そんな変な子供だった私だからこそ


「竪穴式住居に住みたいの……そうだ、竪穴式住居を復元してるところならあるかも」


「どっ、どこ!?」


「今度おばあちゃんと国立博物館に行ってみましょうか」


「……博物館って何」


「あなたの好きな動物も虫も、宇宙の事もたくさん知れるところ。きっとビックリするわよ」


「行く!!ねぇいつ!?いつ行くの!? 」


ここから程なくして


国立博物館の年パスを


塾通いが始まる2年生の終わりまで


父と祖母は更新し続ける羽目となる。


週イチで板橋から上野の国立博物館。


行きたい場所を聞けば国立博物館。


夏休み冬休みの予定を聞いても国立博物館。


中高大もやっぱり国立博物館好きと知り合った。


「今度、ミイラの展示あるらしくて。私エジプト好きだから行こうよ!!」


「エジプト大好きだけどミイラは……ゾンビよりミイラ苦手……」


「えぇー意外……苦手な物あるんだ……」


「案外たくさんあるけど、国立博物館なら行く!!」


って一念発起して見に行った時は


展示物は見まくったけど


ミイラの前だけ薄目で足早に移動した。


海路はるばる来られた高貴な方には


非常に申し訳ないんだけど


ミイラ、ホント気持ち悪い……


僅差で腐乱死体より苦手かもしれん……


国立博物館に最後に行ったのは20代前半、


パッと見は物静かな


さかなクン氏みたいな人と行って


滅法楽しかった記憶がある。


お互い知らない事への好奇心が強く


お互い自分が興味あるところのみ饒舌、


夕食時もそんな感じ。



売店での戦利品を担ぐように上野駅改札で


「今日はすごく楽しかったです」


「ですねー、また行きましょう!!」


って流れが非常に楽しかった。



好きな事があるならね、


事ある毎に発信した方がいいんだよ。


猟奇性を伴う事とか犯罪性を孕む事なら


その後は知らんわって話だけど


国立博物館行きたい!!


国立博物館行きたいんじゃ!!


って職場で雑談してたら


「あの……さっき、国立博物館の話してましたよね」


「え?」


「いや、あの、自分も凄く好きなので……最近あんまり行ってなくて。行きたいんですけどね」


「いつ、空いてます?」


「え?」


「いつ、空いてます!?」


一度も話した事のない他部署の人と


上記の国立博物館仲間になれたんだもん。


恋愛とか友情とかそんな単純な話じゃねぇ、


爬虫類とか博物館とかミニ四駆とか


知らないとついていけない


つーよりかなり人を選ぶ感じの共通項は


同族意識を伴う親交、


それは今流行りの多様性を盾にして


エイジレスにしてジェンダーフリーなんだよ。


知ってる?あ、好きなの?じゃおいでおいで。


好き勝手に語ってくれ。


この気持ちが私の夢なんだよね。


日常では余りに出てこない


非現実なカテゴリーを


忌憚なく放出出来る事。


趣味が多い方で良かったけど


本当に好きな事はわりかしニッチなので


「私もゲーム好きなんですよ~」


と言うお母さんが来てくれたら


killer7だのCODだの切り出さず


相手の守備範囲の確認から始める。


「ゲームと言うと……?」


「猫さんってツムツムとかやります?」


「あ、ツムツム。私はアースラ使ってます」


「アースラですかー私はマレフィセントドラゴンです」


「ボボボボボッて」


「あはは、何か昔のJUMPの漫画思い出しちゃった」


「それ……ボーボボ……」


「やだ、知ってます?鼻毛神拳!!とか実は私そういうの大好きで」


「我々世代なら変態仮面ですよね、私も密かにめちゃくちゃ好きでした」


「え?」


「何でもないんで忘れてください」


あっぶね。


同世代だと思って油断した。


そんな感じで手探りしてく感じ。


どうでもいいけど


スパイダーマンを初めて見た時


「アメリカの変態仮面かな」って思った。



まぁ私みたいなのは基本的に


世の人の受忍限度の高さに救われ


一部の人の排他性により嫌われる、


そんなのが繰り返されるんだが


「えぇえ有り得ない何それ!!」


って思ってもとりあえず話聞いとけ、


知らん事は知っとくに越した事はないし


次に有り得ん奴に会った時に


やたら耐性が出来てたりするし。


「将来、マンタを飼いたいんですよねー」


「マンタ……エイしか思い浮かばんのですが」


「そうそう!!それ、エイのマンタを家で飼いたいんですよー。家の間取りはこんな感じで」


って熱く語ってくれた人が


薬物で捕まった時は衝撃だったが


マンタを飼いたい、と言えて


具体的にマンタを飼う事を考えているってのは


素敵な事じゃないかと思った。


ティラノサウルスでもラーミアでも何でも、


何かを飼いたいだけじゃなくて


往年のEテレの歌にもあるように


「そうだったらいいのにな」


そう強く感じたその気持ちは


知らない内に溶けて消えてるかもしれんけど


大切に持ってた方が良いと思うんだ。


ガキかよって言われても気にしない。


寧ろそう言われるような夢を


とりあえず1つ2つ言えない方が


ヤバいのではないでしょうか。


これだけの知能を持った生き物に


せっかく生まれたというのに


そりゃファンタージエンも虚無に飲まれるわ。


夢だよ、夢。


世の大人が次世代の子供に


その夢を与えてやれないから


YouTuberが代わりを買って出て久しいが


実は小さい物なら誰でも出来る事なんだよ。

 

チリツモ理論っつーか。


積もったところで所詮チリなのかもしれんけど


「ユニコーンを飼ってもいい?」6歳少女の手紙に動物管理局が飼育許可証を発行(米) (テックインサイト) https://u.lin.ee/eAxQH6t?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none 

https://article.yahoo.co.jp/detail/253aa6bb8d76b36f0f0eb7270fd5281c3d0290fa 



まぁこんなニュースを見たんです。


私が動物管理局の人だったら


やっぱり同じ対応するよね、


SNSに晒されようが


上司に怒られようが


最悪、職を失おうが


人の真摯な夢を壊すより全然いいもんね。


せっかく許可も出たんだし


ユニコーン、飼えると良いな。


黒歴史なんて言う人もいるかもしれないけど


動物管理局を動かした夢を持っていた事や


小粋な大人が対応してくれた事は


語り継ぐ思い出にして欲しいなー


って個人的に勝手に思ってる。