羊やトムヤムクンで逆境もポジティブに! | 中国語上達への道トレーナーのブログ

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🐼🐼🐼

 

大家好!

 

中国語上達への道トレーナーの

むうさんです。

 

 

中国のコロナの状況があまりに深刻すぎて

ずっと書きたくても書けなかったことがある。

 

 

中国で一気にコロナ感染者が増えた12月。

中国の親戚たちがコロナにかかって、

大変な状況に置かれていました。

今少しだけ良くなって一安心ですが。

 

 

そんなとき、

通訳案内士仲間が、

数年ぶりの北京出張を叶え、

現地のことをレポしてくれた。

書きたいけど、書けなかったことが

まさにそのレポに含まれていたこともあり、

書きどきだと感じましたね。

 

 Aさん、ありがとう。

無事に帰ってきてくださいな。

 

さて、以下が書きたかったという内容です😊

 

 

中国のSNS上では

色々と新しい言葉が飛び交っています。

ゼロコロナ政策でPCR検査を

毎日のように行なっていた時には

人々の挨拶言葉がこうでした。

 

”你今天核酸检测了吗?“  今日PCR検査した?  

“你做核酸了吗?”    PCR検査した?

”今天你测了吗?“    今日検査した?

“测了吗?”                  検査した?

*核酸检测:PCR検査

 

 

それがゼロコロナの政策が終わり、

急激に感染が広がって感染者が

大半を占めてくると今度はこうなりました。

 

 

“你阳了吗?”  

「(検査で)陽性になった?」

という言葉に変化していったのね。

 

 

もともと北京などでの

日常の挨拶言葉は

きまって

“您吃了吗?” 食べましたか?

“吃饭了吗?” 食事はしましたか?

だったのです。

食事がどれほど現地の人にとって

大切なものであったか分かりますね。

 

 

“阳了吗?”に話を戻そう。

 

”阳光“(太陽の光)のように

太陽の意味で使われている“阳”。

その“阳”が今度は陽性、陰性というときの

陽性という意味まで持つように。

しまいには動詞化し、

「陽性になる」となってしまいました〜〜。

 

そして、さらに

 

“阳”と同じ発音である、“羊”までもが登場。

ネット上で“你羊了吗?”なんて聞く始末。

 

 

今度は答え方を見てみよう。

 

陽性になって快復した場合は、

“阳康了。”

“阳过了。”

となる。

 

 

この“阳康”と“阳过”は、

中国の金庸の武侠小説に出てくる

人物「楊康」「楊過」と同音であるため、

 

杨康了。

杨过了。

としても使う。

さもコロナを乗り越えた

自分は英雄であるかのように

使うのだろうか。

 

 

まだコロナに罹っていない場合の答えは?

もしその人が会社に勤めているのであれば、

どうやらその人は、

“冬阴功”「トムヤムクン」になるらしい。

 

“冬阴功”

 

「冬」になっても

まだ「阴(陰)」性の

「功(=打工人)」サラリーマン。

なんだって。

 

 

厳しい逆境にもユーモア溢れる

言葉遊びでポジティブに

この危機を乗り切ろうとする

彼らの強さを感じるなあ。

 

 

わたしくしはいまのところ

トムヤムクンです。

あ〜、ひさしぶりに

食べたくなったな。

冬阴功汤