中国現地ツアーに参加して行った世界遺産・九寨溝 | 中国語上達への道トレーナーのブログ

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大家好!

 

中国語上達への道トレーナーのむうさんです。

 

 

九寨溝のことを思い出しました。

数日前に生徒さんとの話の中で、この懐かしい響きを聞いたから。

 

 

あれは、そう、今から20年ほど前よ。

九寨溝に行くのにまだ最寄りの空港が開港していなかった時。

 

 

北京で修行留学(わたくしにとって修行でした)をしていたときに

友人数名が遊びに来てくれたの。

その際に、彼らと一緒に中国のローカル旅行社の国内ツアーに参加したのね。

それが九寨溝と黄龍をめぐるツアーでした。

 

 

北京からの行程は全てバス(だったよなぁ)。

満員のバスの中に私たちだけが外国人。

期待に胸膨らみついた目的地。

 

 

さすが世界遺産。

透明感のあるどこまでも碧く美しい

湖の集まり。まさしく秘境中の秘境。

秘境大好き人間のわたくしにはたまらない。

でもね、目的地のあるところは奥地であるだけでなく標高(4,000M以上)も高く、

私たちは全員極度の高山病にかかってしまったでした。

 

 

高山病ではひどい頭痛に襲われた。

何度も吐いてしまう友人。

頭痛があまりにひどく、泣いてしまった友人も。

 

 

(フィルムカメラで撮影した。

黄龍はもっと綺麗なのだが。)

 

 

 

こんなに大変なことになるとはえーん

自分で選んで北京に来たけれど、

修行の道は険しく、

将来への不安も抱えていた頃。

 

 

そんな時に友人たちが北京に来てくれる。

一緒に国内旅行もできる。

しかもそこか九寨溝なんだと思うと

天にも登るほど嬉しくて浮かれていたんだな。

全くの自由旅ではなく、ツアーに入るので少し安心してしまっていた。

彼らに辛い思いをさせてしまったことが本当に申し訳なかったよ。

 

 

九寨溝には高山病になった人のために

救急センターもしっかり設けてある。

小さな酸素ボンベは大量に販売されてもいた。

ツアーには可愛い女性のガイドさんがいて、

私たちのような観光客をケアするのに終始奔走していたのを覚えているよ。

 

 

私たちはというと、

九寨溝はかろうじて少し見ることができたけれど、

結局もう一つのハイライトである黄龍に行くことはできなかった。

他のローカルの観光客は辛い頭痛を抱えながらも大きな酸素ボンベを

担いでさらに上に行こうと言っている。

 

 

彼らは黄龍を見るために、辛い体に鞭を打って果敢に山を登っていったのだ。

す、すごい。

体力には自信があったが、高山病にかかってしまったらもうお手上げ。

本当に悔しい。

本当はこの目で黄龍も見たかった。

 

 

酸素ボンベを背負いながら嬉しそうに降りてきたバスで一緒の

おじさんを横目で見ながら、泣く泣くバスでホテル(標高が低いところ)に戻ると

さっきの高山病が嘘のように治った。

夜の食事場所に向かうと皆すっかり元気。特に酸素ボンベのおじさん。

周りの人たちの夕食の食べっぷりと言ったら凄まじかった。

中国現地のツアーに参加するのは初めてではなかったが、

いつも参加するたびに中国の人たちのパワーには圧倒される。

 

 

中国を旅行するのには体力が必要なのだと

ここまでの話を聞いて、生徒さんは感じ取っていた。

 

 

自由に旅行をしていた頃のことを思い出し、

とても懐かしく、大変ではあったけれど楽しかった。

あの時に友人たちと行くことができたあの場所のことは

決して忘れないと思った。

 

 

早くコロナが落ち着いて海外旅行したい。

生徒さんも同じ気持ちでいただろうな。