🐼🐼🐼
大家好!
中国語上達への道トレーナーの鈴木律子です
五一劳动节快乐
労働節ですね。いつも大変お疲れ様です。ゆっくりお休みしてますか。
北京でお仕事をしていたときのお話。
日本人がうっかり使ってしまいがちな中国語表現のお話です。
当時、Eメールを送ったり、電話対応にて日常やりとりをする方たちはほとんど中国の方でした。
あるとき、中国の上司(日本語が全く分からない)から「よくメールなどで相手側に“请您确认一下”と書いてあるけど、あれは何なんだ?」と言われました。先方へのメールは上司にもCC:で送りますので、私が送ったメールを見た上でこう聞かれました。
私が何かいけないことでもした?
ご確認ください、と先方に伝えることが何か変なの?
そう思った私は、上司にこう返したのでした。
「え?添付メールをご確認ください、という意味で書いたのですよ。何かおかしいことでもありますか?」
上司は私のこの答えにも首をかしげ、
「なんかよく分かんないんだよな。その“确认”ってのが。どんなことが“确认”なのか?何を相手にしてもらいたいんだ?」
とこう言いました。
「メールだけではなく、添付ファイルがあるのでそちらもご確認(ご覧)ください、という意味なんですが。」
「あぁ、それなら”看”でいいんだよ。“请看一下”で。“请确认一下”と言われてもよく分からないよ。何をどうしたらいいのか。」
そのとき、ハッとしました。
「ご確認ください。」という言葉をそのままただ単に中国語の”确认”に置き換えて使っていたのです。
このときのメールでは“看”を使ったほうが良いというわけです。
日本語で「添付資料をご一読ください。」のようなニュアンスです。
”请确认一下”というと、調べてたりして内容を明確に認めてくださいと意味に捉えられてしまうようです。“看”なら見るという行為を求めていますから、相手の負担は軽くなります。
ただ場合によっては、”请确认一下”で良いこともあるでしょう。
したがって、何を伝えたいのかをよく考え、それに適する言葉を当てていくことです。
上司にこう言われて、頭をガツーンと何かで叩かれたような気がしました。
すぐに、その後のメールから気を付けるようになりました。
メールごとに内容の意味をしっかりと考えて、適する語を使って書くことにしました。
それ以降、“确认”について上司から何も言われなくなりました。
ちょっとしたビジネスシーンでの言葉の使い方。
意外と落とし穴があったりします。
相手が日本語が分かる方であれば、こちらの言おうとすることを理解してくれるかもしれませんが、そうでは無い場合も多々ありますよね。
ビジネスの場面では、ちょっとのことが勘違いにつながってこじれて。。。なんてことも無いわけではありません。同じ漢字を使う国同士だからこそ、うっかりミスをふせぎたいですね。
本日も素敵な一日となりますように🌷
今天就到这里,下次再见
最近よく読まれているブログ記事「第1位」です。こちらもあわせてご覧ください。