
電車の中で、富士通東芝モバイルのスマートフォン「Regza IS11T」の広告を見ました。
四種類あって、それぞれコピーが踊ります。
1. 映像に、究極の美しさを
2. ビジネスで、スマートに成功を
3. スマートフォンに、ケータイ以上の便利さを
4. ワンセグ見ながらTwitterという、楽しみを
まったく心に響かない・・・困ったので、老師に相談します。
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わたし 「老師。このコピー」
老師 「違和感があるのか」
わたし 「はい・・・4だけ異様に細かいとか、3はそもそも当たり前だろとか」
老師 「おろか者。問題はそんな単純ではない」
わたし 「と、いいますと?」
老師 「この四つ、すべてが『、』で前後二つに分かれておるな」
わたし 「はい」
老師 「リリースの際、前後の組み合わせがゴッチャゴチャになったようなのじゃ」
わたし 「そんな、マヌケな!」
老師 「見事、正しく組み合わせてみよ」
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わたし 「まずは、『映像に、楽しみを』でお願いします」
老師 「そのココロは」
わたし 「映像まわりでいま追求すべきは、ハードでなくコンテンツだと考えるからです」
老師 「よかろう」
わたし 「次は、『ビジネスに、ケータイ以上の便利さを』で」
老師 「そのココロは」
わたし 「ビジネスは、『スマートに成功を』なんてダジャレは通らない場所だからです。美しさというのもおかしいし」
老師 「よかろう」
わたし 「次は、『スマートフォンに、スマートな成功を』で」
老師 「そのココロは」
わたし 「日本企業のスマートフォンの取り組み、後手後手でスマートとは到底呼べぬからです」
老師 「よかろう」
わたし 「残ったのは・・・『ワンセグ見ながらTwitterという、究極の美しさを』??」
老師 「そのココロは」
わたし 「うぐぅ・・・」
老師 「考えるな――感じるのだ」
わたし 「・・・市場をとにかく膨ませたいとき、至高の消費者像とは『不要なものをむさぼる者』だからです」
老師 「よかろう」
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その組み合わせを疑えば、新たな思考がまわり出す。
そんな話だったでしょうか。
(p.s. 「リリースの際、ゴッチャゴチャになった」ってのは、当然ネタです)




