寒さは少し耐えるけど、とにかく暑さにゃ弱いです。
これまでの職場、スーツで仕事してました。
スーツはもちろん――ネクタイだってソックスだって、暑さをどんどん強めます。
そんなわたしは昨年の末、今の職場に移りました。
そこはビジネスカジュアルをはるかに下回る、「普段着」だってオッケーなとこでした。
(ほんとはそうじゃないのかも・・・だけど、誰も何も言わないし)
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「仕事で短パン」――そんな望みがついに叶った。
というわけで・・・4月末からついきのうまで、わたしはとにかく短パンでした。
わたしはとても、幸せでした。
ただ、わたしは社会に生きていた・・・
短パン野郎が見た世界――回想して書き留めておきたいと考えます。
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事務所の最寄りの駅を降りて。(5月)
部下 「おはようございます!」
わたし 「おはよー」
部下1 「人ごみにあっても、目立ちますねえ」
わたし 「ヒゲを――伸ばしすぎたか」
部下1 「えっ」
ボケたつもりが・・・やってきたのはツッコミでなく、ダンマリでした。
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事務所にて。(6月)
わたし 「テレビの取材が来るってさ!」
部下2 「見たことない服、着てきてよ」
わたし 「急におめかし、いやらしくない?」
部下2 「短パン野郎が上司だなんて、両親友達悲しむわ」
そんなにも、目を細くするもんじゃない。
ホントに悲しんでるように、錯覚しちゃうじゃないですか。
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同じく事務所にて。(9月)
わたし 「この件、こんな風にすべきと思うんだ」
部下3 「なるほど、わかりました」
(部下1、チャットにて他社員に伝達)
部下3 「短パン王子が、こんなん言ってます」
これが若さか、部下3よ。
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本社に向かう、電車にて。(10月)
わたし 「すみません、通ります」
母親 「ごっ、ごめんなさい」
女の子 「ママ、痛い!」
母親とっさに、娘の手を。
おびえてる? 腕にはスジが浮いてます。
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短パンで、暑い世界を寒くする。
そんな話だったでしょうか。