その原動力になっただろうニュースが下のリンクです。
“姑息” 正しく理解は少数
「情けは人のためならず」や「姑息」といったよく使われることばの意味について、正しく理解している人は半数に満たないことが文化庁の調査で分かりました。
(NHKニュース : http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110915/t10015631281000.html)
「誤用のはずだけど、みんな普通に使っちゃってるよー」という話ですね。
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こういうケースは、日常においてもよく出くわします。
わたしにとっては、、特に気になるのが「破天荒」ですね。
本来は「これまでダメだったことが、とうとう成し遂げられた」という意味です。
「ジンクスが、ついに破られた!」みたいなニュアンスでしょうか。
字面の威力もあいまって、「豪快」という意味で使われるケース大多数と思います。
誰が何と言おうが・・・わたしは、元来の意味で使用されるのを見た覚えがありません。
例えば、芥川賞作家に関する記事のタイトルすら、こういうわけです↓
(zakzak : http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20101007/enn1010071550008-n1.htm)
まあわたしはこんなこと言いつつ・・・「破天荒」と聞くと、北斗の拳のラオウが浮かんでしまうヒトなんですが。

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「元来と違う意味」で使われるのが普通となれば、「元来の意味」もう瀕死。
すると「元来の意味」って、実用上の使い道なし。クイズ番組のネタにできるくらい。
これは、その語に対する侮辱です。
そのくせ――処理方針が、いつまでたっても曖昧なまま。
生かすか、殺すか。殺すにしてもはく製なのか、闇行きか。
処理方針を決めに行くことこそ、文化庁と学者さんしかできんなと、個人的には感じます。
「みんながみんな、間違って使ってる!」ってネタ拾いだけなら、どっかのアンケートサイトで安価にやってろ、と。
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去りゆく意味へ、はなむけを。
そんな話だったでしょうか。