光ヶ原高原 | 酒とバイクとのんだくれ

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09に乗り換えてからバイクでキャンプ行ってなかった。

というのも、シート幅が細くなってサイドバッグがタイヤに干渉する問題があって色々調べてた。

バイク仲間からも、そのシートで荷物積めるの?と心配?されてた。

そんな中干渉対策に良さげなパーツを見つけたので購入、取り付けてみたのでテストがてら近場でキャンプツー行ってみることにした。

先日の土曜、9時頃家出発。

いつもより出発が遅いのは前の晩に激しい呑み会があったので起きられなかったため。

富山から8号線を新潟方面へ。

途中から新川スーパー農道を走りつつ新潟に入る。

暑い日が続くがこの日は走ってたら風が涼しい。

そしていつもは高速でスルーしてしまう親不知を今日は下道で。

くねくね道だらけでいいのだけど車が多いとちょっとだるくなる、が今日くらいはいいか。

なのでちょっと寄り道。

「親不知レンガトンネル」というのがあるらしい。

しばらく土砂崩れ?かなんかで立ち入りできなかったみたいだが、一週間ほど前に解除されたんだとか。

8号沿いに親不知というでかい看板のある駐車場があったので場所はすぐに分かった。

 

10時半ごろ

「親不知レンガトンネル」に到着。

駐車場から続く道と階段を降りて行くと、暗いトンネルの入り口が。

100年ほど前に列車が走ってたトンネルなんだとか。

反対側見るとその名残がよくわかる。

トンネル入り口に貸し出し用の懐中電灯が置いてあったが、電池の接触があまり良くなく付いたり消えたり。

それにあまり明るくないのでスマホのライトで行ってみることにした。

写真で撮ると結構明るく見えるが実際もっと暗い。

おまけにトンネル内に霧っぽいのが発生しててなかなかホラー要素のある雰囲気になってた。

ほんとになんか出そう。壁からゾンビとか。

バイオハザードやゾンビものが好きなのでそういうのをよく観ていると、しょっちゅう奴らに追いかけられる夢を見るがリアルではお断りだ。いや、夢でもイヤなんだけど。

外は30度越え、中に入ると20度くらいでひんやり涼しい。

冬は逆に暖かいのかな?

他に人もおらず、自分の足音だけがトンネル内に響く。

しばらく歩いていると、私の他に二人組の女性が入り口に見えた。

何か喋っているが一向に入ってくる様子がない。

声だけが管内に響いてやがて聞こえなくなった。

向こう側の光が見えるまで歩いてみようと思ったが、途中にあった壁の看板に全長700m近くと記載されてたので200mほど歩いてUターンしてしまった。

ヘタレなので引き返します。

トンネルの外はサウナだ。

ここから階段でさらに降るが、海と空の境界がうっすら溶けてる。

先ほど入り口にいた女性が海岸で石拾いしてる。

この辺も翡翠が取れるみたい。

翡翠と石を区別する方法は、ライトに当てると翡翠の場合光が透過する。

暗い場所でやるとわかりやすいみたい。

ってのを以前行った糸魚川にあるフォッサマグナミュージアムで実際に展示されてた。

石や断層に興味ある人には面白い博物館かも。

私は連れて行かれただけ。

そろそろバイクに戻ろう。

戻るのに階段登ってたら汗ダラダラ。

なんだか頭がヤバい感じでクラクラしてきた。

おまけにすぐ疲れる。

そういや昨晩たらふく日本酒呑んで今朝はロクに水分と朝メシとってなかった。

トンネル来る前に駐車場の自販機で飲み物くらい買っておけばよかった。

これはマズイ。なるべくゆっくり登ろう。

休み休み登りつつ、駐車場に無事戻れた。

自販機で買ったアクエリアスは一瞬で体に吸収されてしまった。

水分大事。

再び北に向けて出発。

その後上越までひたすら淡々と8号を走る。

途中眠くもなって腹も減ってきた。

とりあえず上越までガンバロウ。

 

12時過ぎ、上越の街に入りアウトドアショップの「west」へ立ち寄る。

気が向いたら寄ってみるか程度だったのに、寄らねばなりませんみたいな思考になって入店してしまった。

欲しいものがないわけではなかったが、目当てのものは見つからず、新たに欲しいものが増えてしまっただけだった。

気づいたら1時間くらい店内ウロウロしてた。

これから行くキャンプ場は上越の街から30分程度なので先にスーパーへ買い出しに向かう。

いつも買い過ぎてしまうのでなるべく控えめ?にしておいた。

真夏で暑いので夏のキャンプは高原を選んでいるが、街から30分走っただけで涼しくなるのだろうか、と今更心配になってきた。

スーパーからキャンプ場へ。

高原へ続く道を走ると、空がどんどん曇ってきた。

ガンガン晴れてるよりちょっと曇ってる方が過ごしやすい。

雨さえ降らなきゃいいや。

キャンプ場へ続く道を走り、やがてキャンプ場ののぼりと広い駐車場に薄いグリーンの大きな建物が見えてきた。

 

15時頃

「光ヶ原高原キャンプ場」に到着。

受付だと思った建物には入口に板が打ち付けてあり、しばらく前に閉鎖されたっぽい。

建物横には道路が伸びてたがバリケートが。

可動式ではあるし隙間からバイクは余裕で通れそうだが…入っていいのだろうか。

 電話で問い合わせてみると、やってますよーバリケード避けて入ってください、とあっさり言われた。

あ、大丈夫だったんだ。

バリケード避けて進んでいくとバンガローみたいな建物がいくつかあり、そのうちの一つが受付だった。

受付には地元の人っぽいおじいちゃんが二人。

受付爺「予約は?した?」

44「いえ、してないです。まずかったですか?」

爺「今日はまだ1組しか入ってないから大丈夫」

 

この日はガラガラらしい。

 

料金は協力費大人一人¥1,000+テント一張¥1,000。

炊事場・トイレ・ゴミ持ち帰り・直火不可。

以前は入口の建物でレストランやシャワーもあったらしいが、見てきた通りやってない。

お客さんも少なく爺さんはヒマだったのか、受付の説明から世間話にシフトし、さらに近隣?の観光スポットの紹介話やらで30分ほど受付で爺さんの話を聞いていた。

中でも新潟市までサーカスを見に行った話を何回かリピートされた。

ここ(上越市)から新潟市まで2時間もかかって遠いと愚痴ってたが、やっぱ新潟の人も新潟長いって思ってんだな。

 

話の途中新規のお客さんが受付に来たので入れ替わるように受付を後にした。

キャンプ場は大きく分けて3つのサイトがあり、誰もいない池のそばのサイトにベース張ることにした。

さっさと設営して焚き火の準備。

水の近くだからかやっぱ虫が多いので山用の強力な蚊取り線香焚きながら作業する。

空は白くガスってるが、そのおかげでそんなに暑くない。

バッグ干渉のために取り付けたヤマハ純正パーツ。

しっかり機能してくれたのでなんの問題もなかった。

元々はヤマハ純正サイドバッグ用の干渉防ぐため?のパーツ。なので使い方は間違ってない。

使わない時は取り外せるのもいい。

 

ベースの準備できたのでキャンプ場内をちょっと散策。

炊事場の水は山からの水だが、消毒されてるようなので飲用できるみたい。飲まなかったけど。

少し登ったところにある2つ目のサイト。

さらに奥にのぼった所に3つ目のサイト(写真なし)と、その奥にある展望台。

ここのキャンプ場、電波が弱くてドコモ・楽天は電波なしだったが展望台まで来たら両方繋がった。

ちょっと曇ってるのとガスってるので景色がよく見えない。

緑の建物はキャンプ場入り口にあった使われてない建物。

そろそろ薪拾いを始めよう。

このキャンプ場、切り落とした枝や幹をきれいにかためてあったので薪には全然困らなかった。

受付の爺さんも使っていいよーと言ってくれた。

最近はノコギリもちゃんと持参してきてるので木材処理がよりラクになった。

早速焚き火を始める。木の乾燥具合が良過ぎて炎がでかくなった。

とりあえず豚タン焼こう。

炭も一応持ってきてたが焚き火だけで十分みたい。

白ワイン買ってきたのにまたコップ忘れた。

しょうがないのでラッパする。誰もいないからいいか…。

焚き火台の周りで薪を乾燥させようとしたら焚き火台が見えなくなった。

鳥ナンコツおいしい。

高原で夜は涼しいけど焚き火のそばはやっぱ熱い。

気づいたら曇ってた空がすっかり晴れてた。

展望台に行って街を見に行ってみる。

肉眼で見るほうがきれいだな。

その後薪が燃え尽きるまで焚き火してた。

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翌朝4時半に起きる。

昨日とは違って空はスッキリ晴れてた。

この日は朝イチの志賀高原を走る目的があったので、起きてすぐに昨日買っておいた朝飯食べながら撤収を始めた。

5時過ぎには撤収完了。

太陽がもうすぐ見えそう。

朝もちょっとガスってて街が見えづらかった。

光ヶ原高原から志賀高原へ。

早朝ってこともあって涼しいというより寒かった。

途中の気温計では10度前半。

途中の志賀高原のキャンプ場には結構多くのキャンプ客が見られた。

 

6時半頃

最高地点に到達。

以前来た時スルーした展望台?だけど朝イチなので寄ってみた。

志賀高原から南下。

8時半頃

ビーナスの霧ヶ峰に到着。

この時間になるともう結構車もバイクも多かった。

その後は安房峠抜けてまっすぐ富山へ。

 

11時半過ぎ

いつもの道の駅りんりんでアップルマンゴーソフトいただきます。

食いかけ。

午後から予定があったのであんまり寄り道できなかったが、テストキャンプには十分だった。

これで次のキャンプも安心だー。

 

総走行距離 532km