滋賀ソロキャンプツーリング③終 | 酒とバイクとのんだくれ

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滋賀ソロキャンプツーリング/11月12日~13日
■13日(日)/2日目  [滋賀]→[富山]
【滋賀】

始[黄和田キャンプ場]

↓[ハバネロ館] 

↓[楊梅の滝]

終 帰路
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朝5:00頃

寒くて目覚めた。

あれ、いつの間にかテントで寝てる。

昨日どうしたっけ・・・。

寝袋にくるまっていたものの寒い。

あんまり寒いのでテント内でガスコンロを付ける。

テント燃えないように慎重に弱火で。

徐々に暖かくなってきたがまだ眠いのでこの日は2度寝。

はっと目が覚めると今度は7時。

むむ・・・なんか今日はやけに眠い。

起きられずに3度寝。寒いし寝袋から出られない。

はっと目が覚めると今度は9時。

あぁマズイ・・・そろそろ起きよう、今日は寝すぎた。

眠い目こすってテントから顔を出すと、テント前に無造作に空の4号瓶が転がってた。

テントから出ると今日もいい天気。

腹も減ってたので早速朝飯準備。

火を起こして昨日のカレーを温める。

匂いがウマイ。

その次にサトウのごはん温める。

家から米持ってくるはずだったのにうっかり忘れてしまった。

ので、今回はパックごはん買ってみた。

スーパーで米買ってもよかったんだが5kgからしか売ってなく、たまにはパックでもいいかと。

ついでに茹で卵も一緒につくる。

完成朝飯の写真撮り忘れた。

この日はちょっとのんびりと片付け。

洗うものも多いしたまにはゆっくりでいいか。

朝のテントとタープ、それにバイクにはたっぷり露が付いていた。

テント設営場所は陰になってたので日向に移動して乾燥させる。

このままここでまた焚き火して帰ってもいいかなーとさえ思ってしまった。

出発する頃には太陽が高く昇ってた。

キャンプ場を後にして今日の目的地へ向かう。

この日は5か所程回ろうと思ってた所があったけど、出発時間が変わったため2か所に減らす。

キャンプ場からR421を西へ走ると徐々に車で混んできた。

周り何もないのに何だろうなと思ってたら、永源寺ダムがあり、その周辺紅葉が真っ盛り。

寺と赤い欄干の橋がどうやら撮影スポットらしく、たくさんの車がその辺の駐車場に吸い込まれていた。

私もちょっと見ていこうかなと思ったけど車が多かったのでスルーしてしまった。

永源寺も観光地というのは知らなかった。

街中近づくにつれ車も増え、信号も多くなってきたので、次の目的地まで少しの区間だけど高速ワープすることに。

八日市ICから名神に乗り、南に走って栗東ICで降りた。

そこから少し走り、12:00過ぎ、「ハバネロ館」に到着。住宅街の真ん中にあった。

激辛好きなのです。

一般に売ってる唐辛子では物足りなかったが、知人にここを教えてもらった。

以来、唐辛子はこのお店のサイトで買っている。

ここで売ってる唐辛子は本当に辛くてイイ。

いつもはネット通販だけど、せっかく滋賀に来たので実際のお店に行ってみることにした。

お店横にバイクを止め、扉を開けようとして気がついた。

扉に小さな看板が掛っており、「営業中 お昼休憩中なので御用の方は左の呼び鈴を押してください」正確ではないけどこのようなことが書いてあった。

では13時くらいに出直そうかなと時計を見ると、時間は12時を過ぎたばかり。

1時間待つのも辛いなぁ…。

申し訳ないと思いつつ呼び鈴を鳴らす。

すぐに女性の声で「はーい」と声が聞こえた。その奥で食事中の音。

ごめんなさいと思いつつお店に来た事を伝えると、今開けますねー、と応えてもらった。

今度来る時はお昼時外そう。

程無くしてお店の扉がガチャリと開いた。

ご主人と思われる年配の男性(店主?)が迎えてくれた。

お昼時にすみませんと、お店に入らせてもらう。

こじんまりとしたお店だけど激辛好きには嬉しい、辛い物尽くしの商品が並んでた。

調味類だけでなくチョコ(ロシアンチョコ)や飴とかも。

その時に店主に前から気になってたことを聞いてみた。

 

44 「ここで買った唐辛子持ってるんですけど、しけって固まってきてるんですが何か直す方法ってありますか?」

店 「うーんと・・・全く元に戻すってのは無理だけど、冷蔵庫に入れておけば多少マシになるかな」

 

どこ行くにも持ち歩いているから、粉にはよくない環境を与えているのかもしれない。

 

44 「フライパンで炙ったらどうかなーとも思ったんですが、酷い目にあいますよね?」

店 「うん、辛味も飛ぶからやめたほうがいいよ」

 

開封後は冷蔵庫保存した方がいいよと教えてもらった。

こちらの店主、元々は輸入販売から始めたらしいが、今は自家栽培・加工をしているとか。

 

44 「なんでハバネロ始めようと思ったんですか?」

店 「好きだからね」

 

やっぱり”好き”って大事だなぁ。

その後唐辛子話をしばらくして、せっかくなので唐辛子と赤岩塩購入。

ちなみにこのお店で一番辛いのはスパイダーのICHIGEKIという唐辛子。

通販では一番人気みたい。

全国激辛好きが購入するみたいだけど、東北や北陸などからの注文が多いらしい。

寒い地方のほうが体も温まるからよく売れるのかなと店主と話してた。

ジョロキアはこのスパイダーよりは辛くない。

ところでこのお店、レジ後ろにバイクの模型が何台も並んでたり、

MONSTER缶が置いてあったりしたのでバイク乗るのかなと気になってた。

レジをしてもらっている時にバイク乗ってるんですかと聞くと、

前は乗ってたけど今は乗ってないんだーと言ってた。

お店を出て出発準備をしていると、さっきの店主が店から出てきた。

 

店 「バイクで来てたの?」

 

お店の中からバイクが見えて出てきたみたい。

店主の友人・知り合いにバイク乗りが多く、私みたいにバイクで来る人も多いとか。

店の前でまたしばらく唐辛子とバイク話をした。

また来ますねーと言ってそのお店を後にした。

そこから琵琶湖大橋に向かうため、北西の湖沿いを走る。

琵琶湖大橋(バイク¥100)を渡る。

13:00過ぎ

橋を渡った先の「道の駅 琵琶湖大橋米プラザ」で休憩。

滋賀に来るといつもこの道の駅で休憩してるような気がする。

昼時だったけど、今日は遅い朝飯だったのでここではラ・フランスとバニラのミックス頂きます。

ラ・フランスはシャーベットっぽい。

道の駅を後にして次の目的地に向かう。

しばらくすり抜けできない道で渋滞にはまりつつ、湖西道路に乗って北上する。

 

14:00頃

「楊梅の滝」に到着。

ここは地図を見ていた時にたまたま目に入って、なんとなく気になったので来てみた。

滝の入り口手前まで道路が続いており、駐車場も有(車7台前後)。

でもこの日は駐車場いっぱいだったので道路脇に停める。

地面は結構傾斜しており、かつ落ち葉だらけだったので多少不安を覚え、ローギアで駐車。

ではさっそく滝へ。

入口は石階段から。

緑と土の匂いが強烈ですごく気持ちよかった。

駐車場から滝までは約180m。

登ってるとさすがに暑くなってきてパーカーを脱ぐ。

楊梅の滝の雌滝に到着。

滝に近づくとしぶきがパァーっと全身にかかって気持ちいい。

マイナスイオンというやつだろうか。

束の間そこで休憩していたが、ここに到着した時から一人の中学生くらいの男の子が滝の前にいた。

その子は何をするでもなく石に座っていたのでその子も休憩しているもんだと思っていた。

が、ふとその子に目を移すと何もない空間に向かって何かしゃべっている。

私が見ていることに気づくと話すのをやめる。

再びその子から目を離すと話し始める男の子。

なんかいるんかな?

地図ではこの滝の奥には雌の対になる雄滝というのがあるようなので行ってみる。

雌滝の前の川を岩を飛び移って渡ると、雄滝への道がある。

分かり辛いけど↓写真中央付近に標識立ってる。

この時は道が二股というのが分からなかったので左側の道から登った。

標識では左側ルートしか指していない。

両方ルートを通って往復する場合、坂が急な右ルートを登りで行った方がいいと思われる。

途中にある東屋。

ここから遠目に滝が臨める。

ちょっと遠いか。

そこからさらに登っていくと現れた雄滝。

雌滝から雄滝まで約20分、汗だくになった。

近いのとでかいのとでカメラに収まりきらない。

滝の反対側に渡り、写真3枚撮ってくっつけた。


滝から水しぶきとマイナスイオンが飛んできて気持ちいい。

同時にカメムシも飛んできた。

滝に少しばかし癒されてのでそろそろ戻ることに。

行きとは違うルートがあったのでそこを選んで進む。(雌滝から見て、右側ルートの下り)

行きとは違ってかなり傾斜のある道。

そこから少し進むと梯子が掛かっていた。

この梯子もかなり傾斜があるので慎重に下りる。

かなり傾斜があり、濡れてなくても滑りやすいので足元には気をつけて。

上りの方が行きやすいと思います。距離も短い。

久しぶりにこういうところ行ったらまた登山始めたくなった。

一時期毎週ぐらい登山(日帰りで行ける山)行ってたけど最近はバイクばかり。

来シーズンは登山も入れていこうかな。

滝から駐車場に戻り、出発準備をしていた。

傾斜のある所に停めていたのでバイクを前に出すことができず、Uターンもできない(したら立ちゴケ確定)。

体勢を立て直そうとバイクをバックしていたら1組の中年くらいの夫婦が滝から帰ってきた。

そのおとーさんが私の様子を見て「大丈夫?手伝おか?」と。

 

44 「あ、いえ、大丈夫です」

とうさん 「ええから、後ろ支えてるよ」

 

地面は落ち葉だらけで踏み込みも心もとなく、正直助かった。

無事方向転換もでき、お礼を述べる。

最初から素直にお願いしますって言えれば良かった。

おとうさん、バイクのこと色々聞いてきたから現役なのか、前乗ってた人なんだろうな。

ありがとー。

去り際おかーさんが手を振ってくれた。

 

滝も満喫したのでそろそろ帰路に着く。

滝を後にして琵琶湖沿いのR161をひたすら北に走る。

琵琶湖沿いを走って帰る時にいつも見るこの湖上に立つ鳥居。

ここに白髭神社というのがあり、いつ通っても車・バイクが沢山停まってるので有名な観光地なんだと思うんだけど、交通量が多くて毎回スルーしてしまう。

水上に立つ鳥居は宮島で見たからいっかーと思ってしまったり。

琵琶湖沿いのR161、夕方は上り(大阪方面)渋滞してることが多い。みんな大阪帰るのかな?大阪ナンバー多かった。

下り(福井方面)はそんなに混んではないです。

滝登りで暑くなってたが、走ってると必ず寒くなるはずだからと着込んで走ってきたが、それはやはり正解だった。

滋賀から福井に入り、来たときに降りた敦賀ICに再び乗って北陸道で富山へ帰る。

 

16:00頃

南条SAで休憩。

何メシになるのか分らないが、冷えてるのと腹減ったので醤油ラーメン。

日暮れ前に帰りたかったけど無理っぽい。

陽が落ちると寒くなるので色々着込みなおす。

再び出発し、石川に入ってしばらくすると段々薄暗くなってきた。

月がまん丸く見えて奇麗だが、ブレブレ。

走ってるとケツと太ももが痛くなってきてることに気づいた。

ん?筋肉痛?

滝での山登りの筋肉痛がもう始まってる。どんだけ運動不足なんだ・・・。

冬のスノボに向けて下半身を重点に筋トレを始めなければ。

最近夜走るのも好きになってきたかも。なんか光がキレイだ。寒いけど。

18:00過ぎ、帰還。

 

■11月13日(日)/2日目 走行距離 345km 

■総走行距離 747km