新潟・佐渡ソロキャンプツーリング/9月23日~24日
→つづき■9月23日(月)/1日目【佐渡島】
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↓「長手岬」
↓「七浦海岸・夫婦岩」
↓「尖閣湾」
↓「大佐渡スカイライン」
終「赤亀・風島なぎさ公園 キャンプ場」
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昼1時過ぎ、R350近くの「味彩」というところで昼ごはんをとり、再び海沿いの道に出て時計回りに走る。
佐渡中心部の町を脱出するとまたのどかな感じになり、バイクで走る風も気持ちよかった。
しばらく走ると「長手岬」に到着。
駐車場から遠くに白い灯台が見える。
歩いて行けるみたいなのでやはり行ってみる。
灯台に扉はついていたが打ちっぱなしで開かず。
岩場で少し遊んで次に向かうことに。
長手岬から走ってすぐに「七浦海岸」に出た。
そこに「夫婦岩」というのがあったので、お土産屋さんの駐車場にバイクを止めて眺めていた。
いつものごとく写真を撮っていたら、地元の方と思しき小さな娘さん連れのお父さんが写真を撮ってくれた。
そしてお父さんに、この島の人たちはあまりバイクと走ることがないから信号や追越は気をつけて、と注意を促してくれた。
お父さん 「みんなのんびりしてるからね~、気をつけてね」
女の子に手を振って再び走り出す。
しばらく行くと「姫津大橋」というのがあり、せっかくなので渡ろうと思い行ってみたのだが・・・。
なぜか今日は「通行止め」。 仕方ないのでスルーする。
そして次の目的地「尖閣湾」に到着。
開放された場所かと思っていたら柵があり、お土産屋さんの中を通っていかなければならない場所だった。
そして尖閣湾の入場料(500円)。タダかと思ってたのでちょっとびっくり。
海中透視船に乗船(約35分)の場合はプラス500円。今日はそこまで時間はないのでやめておく。
お土産屋さんでようやく今日のソフトにありついた。
普通のソフトなんだけどなんだかいつもより美味しく感じた。
奥のほうへ進んでいくと橋があり、展望台があった。
ここでも橋の下に降りてみる。
今日は一日こんな場所ばかり歩いているような気がしてきた。
ただ、やっぱり海がキレイ。
そしてここにも灯台があった。本日3本目。
駐車場へ戻る途中に小さな水族館(?)があったので入ってみる。
付近で捕れた魚がいるらしいが。
エイと。
なんとかっていう(忘れた)サメ。
時間は3時、そろそろキャンプ場へ向かうことにする。
今日の寝床は佐渡の東のほうと決めていた。
「尖閣湾」を後にして走って来た道を少し戻り、R463の「大佐渡スカイライン」を走る。
景色もよく、道も適度なコーナーが続いてサクサク走れた。
所々急な坂とコーナーありバイクがやけに重く感じたところもあったが。
途中展望台があったので止まってみる。
佐渡の南西、真野湾が一望できた。
再び走ろうとしたとき、地元ライダー(らしき)一台が走り去っていく。
きっとここがあの人の峠なのかな。
しばらく走ると、そのライダーとすれ違った。
ん?Uターンしてきた?
あれ、と思いながらもそれ以上はあまり深く考えずにいた。
そこからさらに走っていくと頂上付近にお土産・レストハウスがあったが、駐車場に観光バスが数台停まっており人がたくさんいたのでスルー。
そして下りだが。
主要道路(R350)に出るまで30分ほどほぼ石畳の路面。
うん、走るのあんまり楽しめないぞ・・・。
あ、そうか。だからさっきの地元ライダーはUターンしていったのか。
そりゃこっちの下りは走りたくないよなぁ。
手が少し疲れてきたころ、ようやくR350に出た。
R350を両津港方面へ走っていくと車が増え、だんだん町になってきた。
途中スーパーがあったので買出しと、ガススタで給油。
レギュラーの値段見てビックリ。富山より20円も高い。
佐渡上陸前に上越で満タンしといて正解だったな。
キャンプ場に向かう前に、佐渡にある唯一(?)の道の駅「芸能とトキの里」に寄ってみた。
時間が悪かったらしく(17時過ぎてた)ほとんど閉まってました・・・。
ということでキャンプ場へ。
今回のキャンプ場、すぐそばにホテルがあるからそこで風呂入れないかなと淡い期待を持っていた。
海沿いのR45を東へ走るが、見通しもよく程よいコーナーでここでもサクサク走ってしまう。
調子に乗って走ってたら目的のキャンプ場を通り過ぎていることに気付く。
Uターンして今日の寝床にしようとしていた「姫崎」に向かう。
途中に「ホテル姫崎・姫崎キャンプ場」と看板が出ていたので矢印の付いている道に入っていったのだが。
徐々に生い茂っていく道。
なんだか伸び放題の緑たち。
進むにつれ暗くなっている。
・・・なんか変な感じだな。
と思っていたら、生い茂った緑の向こうに「ホテル姫崎(廃墟)」が現れた。
そしてキャンプ場への道も・・・閉ざされていた。
44 「おや・・・これは・・・」
と、口にしていたような気がする。
44 「どう見てもやってないな」
どう見ても廃墟でキャンプ場にも行けない。
44 「よし・・・Uターンだな」
元の道に戻る途中、畑で作業してるおっちゃんを見つけた。
ホテル姫崎とキャンプ場の事を聞くと、ホテルは随分前に潰れたらしい。そしてキャンプ場も今の時期はやってないよと。
ネットで調べたらホテルは現役で、某トラベルサイトには宿泊プランも掲載されていたんだが・・・。
というわけで第2候補のキャンプ場へ向かうことに。
姫崎から南へ10分程。
「赤亀・風島なぎさ公園」に到着。
海水浴場でもあり、キャンプ場でもあり。
管理棟の矢印があったので行ってみるがひと気がなく、鍵もかかっていた。
シャワーやトイレ設備もあったがここも全部鍵がかかっていた。
詰まるところ水もトイレも何もないというわけだが。
時計を見るともうすぐ6時。
日暮れが早くなってきているため、今からほかのキャンプ場探して移動してたら暗くなる。
まぁいいか、と思いここに決定。
後に地元の人に聞いたらここはいつもこんな感じらしく、テント張っても特に問題ないよと言っていた。
というわけで今夜の寝床は0円。
ほかに人は全くいないため出入りしやすい入り口そばにテントを張る。
この日は風が非常に強く、またテーブルベンチもあるのでタープはやめた。
すぐそばの海は少し荒れており、強い波になると時々潮が飛んでくる。
少し肌寒く感じてパーカーを一枚羽織った。
今日は随分前に買っておきながら、使ってなかったミニコンロを使う。
コンロを組み立て一掴みとちょっとの炭に火をつける。
炭がいい感じになる間に独り宴会の準備を。食材切ったりビール飲んだり。
今日のつまみはパプリカ、しめじ、砂肝焼き
それになすの浅漬け。と、のどごし生。
ひとり黙々と食べて飲んで。
すぐ横の道路の交通量は多くなく、時折車が通るくらいだった。
響くのはすぐそばの荒波の音。
雲がないためここでも星がたくさん見えた。
炭の火が消えかかってきた時、ちょうど食材が無くなった。
水場がないので今日に限ってなんとなく買った2Lの水ペットが役に立った。
使った皿を洗ったり明日の米炊き用の水に使ったり。
ごはんの片づけをしてふと思いついた。
水ペット2L、まだこんなにたくさん余ってる。
今日は汗かいて気持ち悪いなーと思っていたのでペットの水を頭にバシャバシャとかけた。
タオルで拭いてなんかスッキリ。体はシャワーシートで済ますとしよう。
風が強いので荷物はなるべくかためてテントに入った。
明日の走るルートをザッと見て、寝袋に包まるとすぐに眠りに落ちた。
■9月23日(月)/1日目/走行距離 310km