中国地方ソロキャンプツー① | 酒とバイクとのんだくれ

酒とバイクとのんだくれ

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5月2日(木)~5月5日(日)


■5月2日(木)/1日目/富山→広島(宮島)

そういえば大型連休にキャンプツーに出た事がなかった。
渋滞と人ごみがいやで避けていた。
けれど昨年キャンプに行けなかったためモヤモヤがたっぷり。
珍しくGWにキャンプツーに出てみることにした。
まだ西の行ったことのない地へ。
酒とバイクとのんだくれ   

朝3時。
まだ夜も明けない、小雨の中出発。
気温は低く、さらに早朝(深夜?)のため寒い。
防寒対策にアンダーウェア2枚、ロンT1枚、パーカー2枚、防風インナー、革ジャン、カッパ、ネックウォーマー。
さらにカイロを背中と腹に2ペタずつ。
とりあえず着れるだけのものは着てみた。
この日は高速で広島の宮島まで行く予定。
頭の中で立てたスケジュールでは昼ごろには宮島に着いているはず。
富山ICから高速に乗り一路広島へ。

・・・寒 い。 暗 い。 雨 ヒ ド イ。

着込んできたのにやっぱり寒い。
寒くてスピードが出せない。
やがて指先が痛くなってきた。
最初の休憩ポイントのSAに入り、冷えた体に暖かいものを補給。
当たり前だけどバイクが一台もいない。
車も少ない。
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体が冷え切って頭が働いてなかったのか、食券機で「磯のりうどん」を押そうとして誤って「磯のりそば」を押す。
うどんが食いたかったのに。
少し凹んだ。
でも体は多少回復。再び出発。
北陸を脱出した頃には雨もあがり。
4時頃、空がうっすら明るくなり始めた。
バイクで夜明けを見るのは初めてだ。
9時頃ようやく兵庫の明石SA。
 
いい天気なのに風が冷たい。
腹が減ったので明石焼き食べようと思ってお店に行ったら。
10時からです、ともっと冷たい返事が。
なんだろう、朝から食いたいものが食えない。
冷えた体にホットココアで我慢するか・・・。
そして広島までひたすら走り廿日市ICで高速を降りる。
予定していた時間より少し遅れてしまったけれど、昼ごろには宮島行きフェリー乗り場に到着。
5分後に出港するというので急いで往復チケット(大人片道170円、バイク片道380円)を買って乗り場へ。
先に人が乗ってから車とバイクが乗船。
バイクでフェリーに乗るのは初めてだ。
 
GW一日前なのでまだ人もそんなに多くなく、乗船する車やバイクも少なかった。
フェリー揺れるのかなと思っていたけれど全然そんなこともなく。安定していた。
波がないからかな。

たそがれるどっかのおねーちゃん。・・・おばちゃん?

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宮島まで約10分。
 
島に大分近づき。
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遠くにあの大鳥居が見えてきた。
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満潮の為、海に生えてるように見える。
ほどなく宮島に到着。
下船は車両が先なので接岸前にバイクに跨る。
フェリーから降り、その辺にバイクを停めて徒歩で宮島散策することに。
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まずは厳島神社に向かうため表参道商店街を通って行く。
その手前のお店にあった「広島みかんソフト」。みかん万歳。
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迷わず食べてみる。
柑橘類はシャーベット状が多いのにこれはまさにソフトクリーム。
みかんウマー。
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通りにはお土産さんが連なり、この日は修学旅行生だらけ。

世界一の大杓子らしい。
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商店街を抜けると神社にほど近い一つ目の鳥居。
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その辺にいる鹿がいっぱい歩いてた。眩しくて機嫌が悪そうだ。
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やがて神社が見えてきた。
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本殿入り口。大人300円。

神社の向こうに5重の塔が見える。
 

先端(?)でなにやら人が少し並んでいる。

どうやら大鳥居の真ん前で写真が撮れるらしい。ので、並んでみる。
 
一人なので私の後ろに並んでいたおにーちゃんに撮ってもった。


そのあと厳島神社を出て清盛神社へ。結構こじんまり。

そして途中出来立てのもみじまんじゅうを買い食いしつつ、神社から見えていた五重の塔へ。
  
これもそうだけど神社の大鳥居も夜になるとライトアップされるらしい。

その横にあった豊国神社。大人100円。
 
中は広く、外側通路には寝ている人がたくさん。
 
静かで居心地のいいところではあった。
時計を見ると4時ごろ。そろそろキャンプ場に向かおう。

フェリー乗り場近くに停めたバイクに向かうと、ちょうどフェリーが本土へ出航するところだった。

バイクに戻ると隣で車の荷降ろしをしている業者っぽいおっちゃんに声かけられた。

お 「44さん?」

44 「は?」

なぜか私の名前を知っているおっちゃん。
富山から遠く離れた地に知り合いが居るわけもないが。
そしてなにやらカードを差し出された。

お 「バイク下にクレジットカード落ちてたよ」

44 「あー!!」

そういえばバイク降りたとき、バイクシートにカードを置いていたような気がする。
カードに名前書いておいてよかった。
マジ助かった。
おっちゃんにありがとうとすみませんついでに、食料品が売っている店など教えてもらった。
そして
キャンプ場へ向かう。

この島、そこら中に鹿がいる。
カーブを曲がった先の道路ど真ん中に鹿が立ってたりするので、ある意味キケンな道路だった。
彼ら人間見ても全く動じず逃げない。

今日の寝床の「包ヶ浦自然公園キャンプ場」に着き、管理棟でキャンプの手続き。(大人1人300円)
お風呂があるか聞いてみると、設備はあるけれど今の時期は団体がいないと沸かしていないとのこと。
ということなので日帰り湯ができる旅館を教えてもらう。
キャンプサイトはシーズン前だからか人も少なく、ライダーは3~4人、車は数台。

ベースを張り、買出しと風呂へ。
管理棟の人に教えてもらった旅館「菊乃家」へお風呂。
温泉ではないものの、手足を伸ばしてゆっくり湯に浸かるとなんだ体が癒される。
この日は長時間走ったから手とケツがちょっと痛かった。
風呂上りに体重を量ると2kgも落ちていた。
帰りに町の小さなスーパーで食料を買うが、氷は置いてないとのこと。
なんとしても(?)氷のほしかった私は売ってくれる店を聞き、結果、米屋で氷を手に入れた。
キャンプ場に着いたころにはもう薄暗く。
とりあえず夜の一人晩餐の準備ができた。

この辺の名産のあなご竹輪とたまねぎのなんかと、丸かじり用のトマト。
せっかくなので竹輪は焼いていただく。

あなご竹輪はただの竹輪のようだ・・・。
それにしてもこの日はよく冷える。
風呂で暖まった体は冷えたビールで冷めてしまった。

ビールが空いてしまったのでお土産に買った地酒に手を出してしまった。
夜風がほんとに寒くて半分テントに入り寝袋を体に巻きつけながら酒を飲む。

日本酒は思っていたよりも飲みやすくスルスル入る。
欲を言えばもうちょいパンチが効いていたらもっとよかった。
飲み進めるにつれなんだか眠気が襲ってきた。
そういえば今日は朝早かったっけ。
今回初めて持ってきたナビのバッテリーが完全に落ちてしまったので充電ができず、復活もせず。
明日の走るルートを地図でざっと見ておこうと思いつつ、寝袋に丸まってたらいつの間にか寝てしまった。

■5月2日(木)/1日目/走行距離 747km