7月22日(金)
前日に思い立ち、三日間のキャンプに出ることに。
本屋でなんとなく手にしてしまった「伊勢・志摩」の旅雑誌が行き先に。
金曜の富山の朝はパラパラと雨が。
それでも出発時には雨は上がり朝6時出発。
富山西ICから北陸道を南下。
富山はまだ曇り空で雨は降っていなかったが金沢に入ると怪しい雲が上空に。
そのうち霧雨になり遂には本降りに。
たまらず途中にあった女形谷PAに入る。
1時間半ほど走っていたので休憩とすることに。
こんな日だからか他にバイクは一台もおらず。
カッパをしっかり着込んで再び出発。
福井に入ると更に雨足は強くなったが滋賀に入るといい天気で。
小腹がすいたので神田PAで休憩がてらたこ焼き。
太陽も出てたしもう雨は降らないだろうと思いカッパを脱いで出発したけれど。
山を越えた先には真っ白な霧が道路を覆っていた。
霧雨から徐々に強まる雨足。
止む気配が無いので再びPAに入ってカッパを着る。
着てから出発すると徐々に晴れていく天気。
三重に入ると完全に雨は上がった。
途中滋賀で降りて下道で三重に入ろうと思っていたけれど雨だったので伊勢西ICで降りることにした。
高速を降りてからまずは伊勢神宮に向かってみる。
場所はよく知らないが看板でも出ているだろうと思い適当に走ってみる。
思ったとおり青看板に伊勢神宮の案内が出ていたが…。
外宮(げくう)と内宮(ないくう)。
予備知識無しに来たもんだから2ヶ所あるということすら分かっていなかった。
とりあえず流れに乗って外宮を先に行ってみることにした。
外宮は観光客も少なく静かなところで。
お参りするところが何箇所があったので、隣の人がやっているのを横目で見ながら参ってみる。
その後に内宮に行ってみると外宮より全然賑わってる。
入り口の鳥居の前で、その辺で記念撮影しているおっちゃんに声をかけて撮ってもらう。
金曜日だというのに人が多い。
しばらく歩くと五十鈴川が。
水に入らないでくださいと書いてあった。
にも関わらず入っていったピンクのおっさん。
木が生い茂ってるためか涼しい場所だった。
でかい木の根元で写真を撮っている男女が居たのでついでに撮ってもらう。

土産物や飲食店が連なる。
そこで伊勢茶ソフトと伊勢うどんを。
伊勢うどんは噛まなくてもいいくらいに柔らかく。
ばーさんのお土産に買って行ったら食べやすいと大層喜んでた。
他にもイロイロ旨そうなモンがあったけれど最近胃が小さくなって食べ回ることはできなかった。
伊勢神宮を後にし、伊勢志摩スカイラインを走って今日の寝床を求めて鳥羽に向かう。
スカイラインの途中、展望台に行ってはみたものの。
雲でかすんであまりいい眺めは見れなかった。
鳥羽市に入り、あたりを付けていたキャンプ場に向かってみる。
隣接しているホテルがあるのでそこで風呂でも入れるかなと期待して行ってみると…。
整備されておらず、草が伸び放題の荒れたキャンプ場があった。
見た目明らかにやっていないと分かっていつつもホテルのフロントの人に尋ねてみると。
「今シーズンはやっておりません」と、笑顔で応えられた。
しょうがないので次。
地図を見ると海沿いを南下したところにもキャンプ場が。
そこへ向かってみる。
「鳥羽キャンプセンター」
今日の寝床はここに決まった。
ボーイスカウトらしいガキんちょがたくさんいた。
直ぐそばに海があり、堤防を降りると海水浴もできるところだ。
残念ながら水着が無いので泳げず。
晩飯の買出しとシャワーをしてもまだ明るいがとっとと酒にすることに。
きゅうりとミニトマトと温泉タマゴと…
えのき&豚ハツを焼いて食う。
今までの教訓を生かしてガス用の風除けを購入した。
風があると微妙な火力調整が難しく、弱火にするとよく消えていたのだ。
豚ハツ、これがまたビールに合う。
次第に空も暗くなり、対岸で大きな花火が打ち上がり始めた。
それと同時にガキんちょも騒ぎ始めた。
それをしかっている先生の声も聞こえ始めた。
バーボンとジャーキーで締めようかなと思っていたけれど今日はなんだか異常に眠い。
地図で明日の行き先を探しもせずその日は眠ってしまった。
7月22日 走行距離 486km




















