一昨年にコンデンサ類の総交換、一部抵抗の交換をしたA3700Ⅱですが、

内部の接続を変更してみました。

 

UL接続(NFB有) → 三極管接続(NFB有) 

出力 45W    → 25W

 

 

変更と言っても、一部配線の撤去(UL用配線)、赤矢印の抵抗を4本追加 しただけの簡単な作業でした。

 

このアンプ、固定バイアスなのでバイアス調整もキチンとしました。

バイアス調整も1年に一回が良いのでしょうか??

真空管交換時でも良いと聞きますが、

内部の可変抵抗器などがガリを生む可能性もあるので、、

 

ついでに初段に付いてるハムバランサーも左右で0.3mVになるように調整しました。

PPアンプでNFBも選択できるアンプとしては珍しいと思います。

でも付ける人はいます、この辺が性格が出るようですよ、、自作は。

 

出音の方ですが、あまり聞いていないので印象が薄いのですが、、

中高域の粒立ちが良くなり、

ダンピングの効いた低音と言うのか締まりのある低音になりました。

 

このアンプNFBが全体で14dbと割りと掛かっている印象なのですが、

そんなに感じません、出力トランスのキャラクター感の影響でしょうか。

 

しかしNFBがそれなりに掛かっていて、固定バイアス回路ですから、

本来なら残留ノイズはもっと低いような?? 気もします。

 

全体の音の印象は前回の諸々の交換が大きいのでしょう、

日本的というか精進料理ような音です。

派手さ、華やかさは皆無、長時間聞いていても変な癖は感じません。

私的にはそういう音が好みです。

 

 

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