実際の組立は先に配線材を済ませて → CR部品の取付がわかりやすいでしょうか。
コンデンサは表面に数値が記してありますが、
抵抗はわからんので、テスターで測定しますと抵抗値が出ますよ。
正確には抵抗本体に記されている色の組み合わせで抵抗値が分かるのですが。
取り付け前に確認すると誤発注や性能が分かります。
いろいろ取付てしまうと他の部品の影響で数値が変わってしまうので厄介です。
上記写真のように、CR部品取り付けの際、
他の部品同士がくっつきそうな場合はエンパイアチューブを使うと便利です、
部品同士の接触を防ぎます(ショート防止)。
カーボン抵抗(茶色)とフィルムコンデンサ(黄色)にエンパイアチューブを使用。
ただ半田付けする部分はエンパイアチューブをカットします。
コンデンサの性能チェックは高価なテスターでないと分からなかったと思います。
コンデンサには鮮度がありまして、古すぎるものは劣化している可能性もありますので、慣れない場合は止めた方が良いです。
半田付けがやりにくいボリューム部品(可変抵抗器)やスイッチなどは取り付け前に半田付けをしてから、シャーシに取り付けの方が楽です。
配線材の配置は交流と直流は離し、
近くに配置する場合は交差させると影響を抑えることが出来ます。
実体配線図は大切なので、手描きでもOKなので作った方が良いと思います。
一応書いたのですが、、やはり不慣れな面もあり、いろいろとミスがあり、
余計なネジ穴を開けてしまいました、、
ちなみにCR部品(抵抗やコンデンサ)はお店に回路図指定の物が無かったので、
W数や耐圧が上位互換の物にしました。
下位互換ですと破裂や損傷になります。
で、とりあえず完成しました!!
ゼネラルトランスオリジナル設計とは異なる部品配置になります。
真空管のソケット周りはどうしても部品が密集しやすくやりにくいです。
アンプ部
電源部
回路図や実体配線図をよく確認して、OKなら指定のヒューズを入れ、
真空管を差し込み、電源を入れます。
*スピーカーや他のアンプなどとは接続しない
アンプはひっくり返した状態なので、
真空管が床などに触れないようにしてください。
かなりの熱を持ちますので、触れると床などを痛めます。
最初の電源オンは危ないので、
保護メガネを付けるか、離れて電源を入れてください。
毎回これはドキドキします。
煙が出る、部品の損傷などのトラブルが無ければ、
そのままテスターで測定、指定値が出ていればOK。
真空管アンプは低電流動作ですが、
高電圧で動作しますので、内部には直に触れないでください!!
この可愛らしいアンプでも高い所は200Vで動作します。
指定値が出ていなければ、電源を切り、部品や半田付けなどのチェックし、
誤配線などを確認する。
コンデンサはまだ帯電している可能性があるので触れない!
スピーカーや他の機器と接続して音出しをします。
最初の音出しは要らないスピーカーでチェックしてください、
変なノイズ音などが出て、スピーカーを損傷する可能性があります。
変なノイズ音がしたら真空管を別の物に変えてみるが楽な方法です。
他の場合ですと厄介です(今回は割愛)。
余談 今回はボリューム部品をアルミにしたのですが、
奥行方向が寸足らずで棒の部分が見えすぎてしまいましたね。
ボリューム部品はネジ止めですので、交換可能ですよ。
アース母線を張ったら、ボリューム本体がアース母線とぶつかり合うので、
向きを変えることにしました、、
急いでまた穴開け作業、また穴の位置がズレてしまいました。
余計なネジ穴がありますが、、間違えた痕です。
今回のアンプの仕様は 6BM8シングルアンプ UL接続 2.7W NFB 4.6db
残留ノイズをデジタルテスターで測定しましたら、0.3~0.4mVでした。
ゼネラルトランスは0.4mVですから、まずまずだと思います。
シングルアンプは残留ノイズに不利なのですが。NFBが効いているわけです。
エレキットのアンプよりも高スペックです。
安価なアンプですが、95db以上の高能率なスピーカーなら十分に鳴りますよ!
可愛らしい、初心者向けのアンプでもありますが、全然十分な音を出します。
組立後が1ヶ月ほどすると音が落ち着き、本来の音になります!
元はゼネラルトランスのキットアンプですが、いくらか仕様を変えました。
少し変えるだけでも市販モデルにはない、
世界に一台だけのあなただけのアンプになります!!
ご覧いただきありがとうございます。