歴史上の人物で人気の「秀吉」、
成功までのサクセスストーリーはドラマなどで何度も放送、上映されております。
しかしながら、
秀吉の晩年は独裁者の典型的な末路、坂から転げ落ちるような顛末に思います。
唐入りは失敗に終わり、天下統一後の体制もワンマン経営、
一族は実子に乏しく、唯一 子だくさんの甥・秀次を跡継ぎに決めましたが、
晩年に授かった秀頼の存在が歯車を狂わせ、政権内部で不協和音を生み、
秀次(その子孫、妻も)の排除に繋がります。
叔父と甥とではうまくいかないのでしょうか??
唐入りの諸説
・ヨーロッパの日本進出への牽制
・国内統一後の経済政策の為の新たな領土拡張
・秀頼の前に生まれた鶴松の死
などが言われております
失敗の理由
・先に制海権を握るという発想が無かった ことが大きい
と言われております
陸での戦いでは当時の日本は世界クラスに屈強だったのですが、、
幼い秀頼の事が心配でやまない秀吉は、
死後の体制を「五大老・五奉行」に委ねることにしますが、、
どうも五奉行はともかく、
五大老システムは無かったと近年の研究で言われております。
秀吉の遺言では、
「政務は徳川家康と前田利家の二人に任せること」としていたそうです。
そこに実力、実績の異なる毛利輝元、上杉景勝、宇喜多秀家が加わるとすると、
自然と割れたり、揉めたりするわけです。
元ネタは「なるほど!歴史ミステリー」からです。
秀吉の死~関ヶ原の戦い は壮絶な人間ドラマがありますので、今でも人気ですね。
でも、映画やドラマの内容はやはり脚色がされているようです、、
さて、来年の大河ドラマはそんな秀吉の弟・秀長を主人公にした物語のようです。
秀長は地味な立ち位置のために、
割とドラマなどではその活躍が取り上げられておりません。
有名なのは1996年 大河ドラマ 秀吉 で高嶋政伸さんが演じたあたりでしょうか。
大番頭、温厚篤実のような人物、立ち位置だからかしれません。