煮方はいろいろ研究しました。
調べるとYouTubeやネットの記事でいろいろありました。
結論
柔らかくなってから「糖分」を入れることがが一番短時間で柔らかくなる方法だと考えます。
一般的な鍋での煮方
中火 ~2時間
弱火~中火 3時間前後
*圧力鍋ですともっと短時間
長時間煮ると当然水分が減りますので、その時は「さし湯」を入れます。
水を入れると温度が下がるので煮る時間が延びます。
黒豆は保存食なので大量の糖分を使います。
糖分を大量に入れると(数回に分けてもそこそこの量)、
「浸透圧」の関係で柔らかくならないからです。
*むしろ小さくなって硬くなりやすい
糖分を入れる前の豆は大きいのですが、糖分を入れると一回りくらい小さくなります
柔らかくなってから糖分や塩分を入れ、軽く菜箸などで混ぜ(それで十分)、
落し蓋をして弱火で20~30分程煮ます。
落し蓋はキッチンペーパーでOKです。
豆の煮汁はアントシアニン色素があるので木製落し蓋などでは移ってしまいます。
また落し蓋をすることで、豆が煮汁の表面に出ず、豆にしわが出にくいです。
煮汁も煮て減り過ぎると豆のしわになりやすいです。
ほど良く豆全体が煮汁に浸かっているくらいの量が理想だと思います。
キッチンペーパーの落し蓋も、豆をタッパーなどの容器に移した後に、
内部のふたに使えば保湿にもなります。
その他
・重曹を使うと確かに短時間で豆が柔らかくなりますが(圧力鍋並みに)、
重曹の臭みが残るのが欠点でした。
豆を洗う、その煮汁を止めるのが一番なのですが、
豆本来のコクや香りが失われるのでイマイチでした。
市販品は見てくれが命なので洗っているわけです、その分コクや香りは、、
・糖分を数回に分けて、極弱火で煮込む
は4時間やっても豆は柔らかくはなりませんでした、、定番の煮方なのですが。
豆の収穫時期も関係があるかも、スーパー物は古いです。
古い豆は煮る時間が掛かりますが、味の面で有利とか。
・糖分を溶かして、一晩漬けて煮る
試したかどうかは覚えておりませんが、
先にも述べた浸透圧の観点から×だと思います。
・上白糖で煮た場合、転化糖(果糖、ブドウ糖)をまぶしてあるので、他の砂糖などよりも甘みが強くなります。
意味を返せば少ない砂糖でも甘くなりやすいです。
ちなみに煮る前の工程 豆の水洗い、水の戻し時間は一般的な手法でOKです。
お湯だと少し短時間で戻る とも聞きます(4~6時間ほど)。
添加物無の一般的な煮方ですと黒くなるのは2日ほど経った後です。
煮た直後は少し赤いです。
黒豆はポリフェノールが豊富なのでいいですよ!
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