昔の一体型・アンサンブル型ステレオシステム
ステレオの普及を狙って販売されたシステムのようです。
でもこのステレオシステム、大きな欠点がありました。
レコード再生は振動に弱く、スピーカーは振動するからです、、
当時はレコード(1枚2000円前後)は高級品ですから、致命的なわけです。
スピーカーとプレーヤーとアンプ(中央部)は分離式のステレオシステム
ですので途中から、上記写真のように、スピーカー部とアンプ(中央部)が分離して設置できるステレオシステムが販売されるようになりました。
ですが、置き場所やインテリアの観点から結局はくっつけて置かれる方が多く、
1970年代辺りで廃れていったそうです。
どうしても「家具」の面を意識したデザインが故に、
そうなってしまうのでしょうね。
私的にはこういうデザインは好きですよ。
オーディオ機器というとどうしても独自的ですから。
70年代後半辺りから、いわゆる単品コンポの時代に入り、
オーディオ全盛期に世間は入ったわけです。
当時は日立、東芝、NECなどの家電メーカーもオーディオ機器を販売していました。
山水、パイオニア、トリオ(今のケンウッド)は
オーディオ御三家とも呼ばれていました。
往時茫茫夢の如し、今は様変わりし、オーディオもニッチな業界になりました。
まあ音楽を楽しむのならポータブルオーディオでのイヤホン&ヘッドホンでもOKなわけすからね。
おまけに日本の住宅事情(騒音、壁が薄い、振動)には合わない面もあるのでしょうね。
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