もう10年前の話ですが、一念発起して高価なスピーカーを買いました。

 

今思うとどうかしてるのでしょうね。

 

現在は生産完了になったデンマーク DALI エピコン6 です。

後継機は円安の影響もあり、かなり高価です。

 

動機は扱えるサイズ、とても透明感に富んだ中高域、

モニターサウンドではない あたりでしょうか。

 

出音は透明感に富んだ中高域、適度なスピード感のある低音(すっきり)、

ウォームで角の取れた音 と言う印象です。

同じデンマークのオルトフォンに通じる所があるようにも感じます。

 

マルチウェイスピーカーですので定位感はあんまり、、

どちらかと言うと大艦巨砲主義が好きです。

 

 

再生周波数 35hz~30khz(±3db)

能率 1m 2.83V 88db

インピーダンス 5Ω

重量 30キロ

 

いわゆる「低能率なスピーカー」です。

こういうスピーカーは電源部のしっかりしたトランジスタアンプで鳴らすのが良いのでしょうが、

今一歩好みでは無かったですね、、、

 

試しにミニコンポのアンプやA-D3(パイオニアのかつての入門向けアンプ)で

鳴らしたことがありましたが、低域がスカスカでうまく鳴りませんでしたね。

 

極めつけは3.5Wの2A3シングルアンプで鳴らしたこともありますが、、、

うんともすんとも鳴りませんでした、ツィーターは鳴ってましたが。

 

今は真空管では2A3PP、EL34PP、トランジスタではM-06αで鳴らしてますよ。

真空管でもPPアンプなら相応に鳴ってくれます。

能率は低いのですが、幸いウーファーは軽いので。

 

ただ真空管アンプはダンピングファクターが低いので、、

低音はダブつきやすいですかね。

特に交響曲では顕著に分かりやすいでしょうか、

よく言えば豊潤、悪く言えばクリア感に乏しい音。

 

 

デンマークの本社工場で手づくりに近い感じで製作されておりました。

YouTubeでありましたが、

中年女性が倉庫の片すみみたいな所で一人で組み立ており、

最後にマジックでサインを入れてました(割りとラフ)。

 

 

先日完成した(問題は解決していない) EL34/6CA7シングルアンプ 6.5W出力

でもそれなりに楽しめます!

交響曲も聞けます。

 

鳴らしきる、爆音再生はさすがに無理ですが、

20Wの出力トランスを積んでいるので低音も出ております。

ただダンピングファクターが2.75なので低音の締まり具合はそれなりですか。

 

 

ご覧いただきありがとうございます。