10代目 ER34スカイライン 1998年~2001年という短い期間での販売でした。
発売当初は受注1万台を記録したのですが、時代が悪く売れなかったようです。
3年半ほどの販売で約48000台(GT-R除く)と、
少ないことが短い販売期間になった原因です。
当初はV型エンジンを希望していたようですが、当時の日産の状況は良くなく、
既存のエンジン、プラットフォームを煮詰める形で、
先代の反省点を活かし、ボディ剛性を徹底的に鍛え上げました。
デザインは先々代・7代目を彷彿させる、
先祖返りのような硬派な直線基調に変更されました。
そこがシルビアと比べられ、身内争いの面もあったようです。
マークⅡ三兄弟の真向ライバルなのですが、
6気筒車としては良くも悪くもスポーティー(素っ気ない)内装は、
賛否両論のようです。
エンジンは30年も実績のあったRBです。
RBはこのモデルで終了したのですが、
理由の一つにエンジンの中央部のブロック(シリンダー部)が当初のままらしく、
設計が古すぎて完了したようです。
上限の耐久性はヤマハ製作のターボエンジンには劣りますが、
様々なエンジンを作れる適応性の広さ という意味では名機のようです。
生産完了後も人気はイマイチらしく、シルビアに劣りました。
ここ数年でドリフトやレース、YouTubeの影響などで人気になり、
アフター部品も急に増えたという珍しい車種でもあります。
次期型はグローバルモデルのV35になるのですが、
このスカイラインが国内向けの最後のモデルになりました。
パート1の記事です、宜しければご覧ください。
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