トランジスタアンプ、真空菅アンプでもNFB回路が採用されていることがあります。
トランジスタアンプはほぼ必須らしいです。
1937年に NFB理論が発表される
1947年に NFBをけっこう掛けた ウイリアムソン・アンプ (真空菅アンプ)が登場
アンプでNFBを掛けますと、周波数・位相特性、ノイズ、歪率、
内部抵抗らが低くなりダンピングファクターが上がります。
NFBの掛ける量を増やすと、それらはさらによくなります。
でも面白いことにNFBを掛けまくると音は当然綺麗(優れた特性)になるのですが、
音はよそよそしく、生命力が無かったり、人工的になるように感じます。
ということか、
多くのNFBを掛けたウイリアムソン・アンプ はそんなに長続きしなかったとか??
*当時としては20db以上 とかです
その反動で無帰還や少NFBアンプが多いようです(真空菅アンプでは)。
無帰還アンプ・・素肌美人・美男
少しのNFBアンプ・・薄化粧
大量のNFBアンプ・・おしろいたっぷり・厚化粧
と言われるユーザーさんも言われますね。
この2A3PPアンプは片チャンネル 12W出力で約5dbのNFBが掛かっております。
やはりいくらか よそよそしく聞こえたりしますね。
無帰還も可能なのでしょうが、ダンピングファクターの関係もあるので、
組み合わせるスピーカーによっては必要かなと思う面もあります(最後は好み)。
無帰還では2~3 NFBを掛けると4~6とか です。
理想は裸特性の優れた・無帰還アンプなのですが、
無帰還ですと内部抵抗は上り、ダンピングファクターも低くなります、
トランジスタ 20~40あたり、真空菅では1~5あたり かしら。
トランジスタアンプの場合、長期において動作が不安定になりやすいので、
市販モデルではまあ見当たりません。
仮にあっても、局部帰還が掛かったアンプとのことです。
真空菅アンプでは無帰還は難しくはありません、
でも自己バイアス回路の場合は厳密に言えば局部帰還にあたるのですが、、
アンプとスピーカーは密接な歴史がありまして、
ダンピングファクターが 1~5 は1950年代以前のスピーカー
ダンピングファクターが 5~20 は1950~80年のスピーカー
ダンピングファクターが 20~100 1980年代のスピーカー
ダンピングファクターが 100~ 現代のスピーカー
基本的には販売されたスピーカーとアンプで特性が発揮されるようです、
音の好みは別問題にして。
でも、90年代以降のスピーカーは高いダンピングファクター 100以上のアンプ
(NFBをそこそこ~大量に掛けた)を想定しているようです
(特性を発揮させるため)、それはそれで困ったもんだと思います。
結局はスピーカーがアンプに寄り添った設計だからこうなるのでしょうね、、
でもそれが無理だからそうなるのでしょうね、、
私的にはNFBという技術は必要悪なのかな と思います。
裸特性が基本で、あとは出音を聞いてみて、
必要なら調整するなりして落としどころを探す でしょうか。
しかし何故にNFBを掛けていくと音はどんどんよそよそしく感じるのでしょうか?
謎ですわ~。
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