コロナの影響を受けた家計の立て直し方は?~住宅編  | 40歳から始める~人生とお金のリュクスセオリー ♡東京・九段下

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 by 女性ファイナンシャルプランナーオフィス
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コロナの影響で、家計が多少の差こそあれ影響を受けていたり、いつもとはイレギュラーになったので、こんなときの家計の管理をどうしたらいいかわからない、そういった声に接するようになりました。

 

そこで、少しずつ、それらの対策について書いていこうと思います。

 

「在宅勤務続きで残業代がなくなり、収入が減ってしまいました」、

「このままではボーナスが大幅減となりそうです」、

といった声もちらほら聞こえてきました。

 

 

家計の中でも大きなウェイトを占めるのが、住まいのお金。

まず、最初は”住まいのお金”について書いていきます。

 

 

 

ひと昔前は、住宅ローンのボーナス払いはちらほら見かけましたが、ご相談にいらしてくださるなかでも最近は、ボーナス払いを設定していらっしゃらない方のほうが圧倒的に多いです。

(私が承っているご相談の中ではありますが)

 

そして、おっしゃるには、

「いろいろ見ていると、どんな企業でもボーナスは未来もずっと安泰というわけではないので、ボーナス払いはキケンだと思って」とのこと。

 

まさに、おっしゃるとおり!と、ついつい大きく頷いてしまいます。

 

 

そのほか、「うちの会社もボーナスの額が昔と違って結構変動するようになったので」とおっしゃる方も。

 

 

それゆえ、ボーナスが減ったからといって、住宅ローンの支払に即困るという方は、一見、少なそうに思えるかもしれません。

 

しかし。

 

家計のご相談でいらっしゃる中には、すでにボーナスに札(フダ)がついている状態の方、毎月の家計の赤字を半年ごとのボーナスで埋めているという方もちらほら。

 

”ボーナスに札(フダ)がついている状態”というのは、どういう状態かというと・・・

ボーナスもらったら、それで車検費用払って、クーラー買って、夏の家族旅行費用も・・・といったふうに、すでにお金の行き先が決まってしまっている状態のことですね。

 

こういう状態では、ボーナスがなくなってしまうと、家計の収支が急激に悪化してしまいがちです。

 

特に、家計が通常運転の状態で、支払えるぎりぎりの金額を住宅ローン返済額に設定していた方は、「正直、きびしい、ちょっと苦しいという状態になりかねません。

 

 

そして。

そういった状態になったときに、これだけは何としても決して行なって頂きたくないのが、「ただ延滞してしまった」という状態。

 

 

つまり、借りている金融機関等への連絡なしに、ただ口座から引き落としがないまま放置してしまった、しかも、それが先月も今月もという状態は絶対に避けていただきたいのです。

 

 

間違っても、「期限の利益喪失通知」や「代位弁済通知」が送られて来るまで放置しないでください。

 

 

住宅ローンは延滞すると、最悪、どれだけこれまで住宅ローンを払ってきたとしても、競売によって大切なマイホームを失ってしまいかねないません。

 

(それだけでなく、そもそも延滞をすると、信用情報に傷がつき、新たなローンを組むことやクレジットカードがつくれなくなるなどといった影響を受けることに)

 

 

では、どうするか?

 

まず急務なのは、とにもかくにも家計の見直しです。

 

例えば、車がなければ仕事にも行けないなど必須の地域でなければ、車を売却して、来る車検費用やガソリン代等の維持費負担を減らしたりなど。とにかく、”無いと不便”レベルのものを削減していきます。当然、痛みは伴いますが、それよりも家を失うよりはまし、と思えるかどうかです。

 

 

それでも、どうしても、という状態のときは、延滞してしまう前に、早めに借入先の金融機関に相談してください。

 

例えば、以下の方策が考えられます。

 

〇返済期間の延長

 

〇返済額の軽減

 (一定期間のみ軽減する場合を含む)

 

〇返済方法の変更

(ボーナス払い併用ではなく、毎月払いのみにするなど)

 

 

金融機関によって対応に多少の差はありますが、例えば、住宅金融支援機構のフラット35を借りている場合であれば、上記のような特別措置があります(*詳細は下記リンク)。

https://www.jhf.go.jp/files/400352693.pdf

 

ただし!リンク先に詳細が記載されていますが、誰でも気軽にというわけではなく、要件もあります。例えば、「月収が世帯人数×6万4千円以下」ですから、4人家族であれば、月収25万6千円以下に下がっていることなどです。

 

また、フラット35も他の金融機関も、前述の措置を受けるためには、”審査”があります。

 

 

おいそれと使える手段ではありますが、どうしてもというときには、こんな手段もあるとぜひ覚えておいて頂ければと思います。

 

 

 

また、よく、「住宅ローン、繰上げ返済したほうがいいですか?」というご相談もあるのですが、こういった”いざというとき”の対応のために、できる金額いっぱいまで繰上げ返済するのではなく、少し余裕を持って頂きたいとお話しています(繰上げ返済の適正額の目安をそれぞれの方のご事情や家計ににあわせてアドバイスしています)。

 

 

世の中、「絶対安心」「絶対大丈夫」はない、ですよね。

「想定外」「まさかこんな世の中になるなんて」と、今回、コロナの状況を受けて思った人は多いと思いますが、どうせ未来は完璧に予測できないもの。

”「もしものとき」「想定外」があっても耐えうるフレキシブルなプラン」”

が、特にことお金に関しては必要です。

 

 

 

これまで住宅購入、住み替えのご相談に数々対応させて頂いた中で、新しい住まいの予算というのは、ついつい膨らみがちというのも実感しています。新しい家で過ごしている自分を思い浮かべて、家を見に行ったりプランニングしたりしているときは、本当にワクワクするものですよね!新しい住まいを見に行けば行くほど目も肥えますし、注文住宅ならさまざまなオプションで気に入ったものを選んでいくとトータルのお値段は大幅アップなど・・。

 

 

それでも、自分の将来の幸せをつくってくれる生活空間として選んだ大切な家が心配の種になったり、最悪は失ってしまったりということのないよう、心から願っています。

 

 

つい、熱く語ってしまい、長文になってしまいましたが、もしもこの時期不安を抱えている方がいらしたら、必要な方に届きますように。

 

自分1人では迷うという方は、中立のファイナンシャル・プランナーとしてお手伝いができればと思っていますクローバー


 

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