”独立開業など、女性の起業相談が増えている”
今月号のFPジャーナル9月号に掲載された
インタビュー記事の見出しです。
FPジャーナルというのは、
全国のファイナンシャルプランナー（CFP,AFP)が
会員となっている
日本ファイナンシャルプランナーズ協会の会報誌。
今月号の”事例研究NEWライフスタイル”のコーナーに
見開き４ページで
実際の相談事例をふまえた
私のインタビュー記事を掲載していただいています。
記事自体のタイトルは、
「高年収を捨てても独立起業したい独身女性
収入が減っても将来の生活は大丈夫？」
最近、世の中で、起業セミナーや起業ノウハウ、
起業女性、そんな言葉をよく聞くようになったと思いませんか？
多様な働き方が広まっている昨今、
自分サイズの起業をするというのは
とても有効な働き方です。
一方で、会社員で勤めていれば
定期収入が（いちおうは）保障されているというのに、
起業や独立すれば、
”生活していけるお金はあるの？”
”立ち行かなくなったら路頭に迷うのだろうか？”
そんな不安が先立ち、なかなか実行まではいかない。
そんな人は多いのでは、と思います。
だからでしょうか、
”女性の起業” がもてはやされているように見えても、
基本的に結婚相手の収入で食べていける
”結婚している女性””ママ”の起業が
クローズアップされていることが多い気がしています。
もちろん、”扶養内”で自分で起業して仕事をしたい、
そんなご相談も実際私も複数お受けしていますし、
それも本当に、大いに、アリです。
自分の理想ペースで仕事ができるのも
起業の醍醐味なのですから。
でも、現在シングルの人の方が、
その起業へのハードルが高いのは確かです。
もし”何かあったら”の
セーフティネットが自分しかいない。
これは、シングルでない人が
おそらく頭で想像する以上の不安と恐怖なんです。
だからこそ、私自身もすぐには起業一本にしませんでした。
平日日中は正社員での仕事、
夜と土日がこのファイナンシャルプランナーの仕事。
二足のわらじで数年間、がんばりました。
（さらに、一昨年まではワイン＆チーズ教室も主宰していたので
実際は三足のわらじ・・・）
正直、本当に本当に、大変な数年でした。
でも、ラクして、なりたいものに手は届かないだろうし、
仕事とはどのみち、わき目もふらず走り続ける時期が必要なもの、
自分がやりたい仕事ならしようがない、
もともとそう思っていたので、
そんなにつらいばかりでもありませんでした。
けれども、自分で体験しているからこそ、
シングルで起業の方のお気持ちはわかるつもりです。
シングルの人こそ、起業前のしっかりしたマネープランが
事業、プライベートともに必要不可欠です。
でも、それで、ハードルが上がるからといって、
やりたいことをあきらめてほしくない、
お金の問題で、
人生の選択肢をせばめてしまう人が少しでも減らせれば
というのが、私の仕事のミッションであり願いです。
ですので、シングルだからといって、
一歩踏み出すのを迷っている人には、
起業という夢でも、
きちんとマネープランを立てていれば
”実現不可能なことではない”とぜひ知ってほしいです。
そして、不安なときも、一人ではありません。
ときどき折にふれ相談できる人が
ちゃんとそばについている、
そう思って頂ければな、と願って日々お仕事しています。
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