初の妄想小説 | We love M.Joseph.J ♥マイケル•ジャクソン語りたい

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コロナでマイケルに再会♥マイケルの人間性を妄想込みでおとどけします。日本人シェフ漫画本発行中。

マイケルジャクソンが、突然、ルクス医師の家に来た…という妄想をかいてみました。小説など一度も書いたことがありません。ネタとしてあげさせていただきます。
※ルクス先生は自分の妄想から生まれたキャラクターです。常にマイケルを健康に導きたい。自分じゃできないからルクス先生に託しています。





ドアを開けた向こうにマイケルが立っていた。


ルクスはギョッとしながら周りを見回す。「誰もいないようだな』焦りながらマイケルの腕をぐいと掴んで部屋に押し込んだ。ルクスはもたれかかるようにドアを閉めた。




「まったく…」ルクスが怒っているのにマイケルは興味津々に部屋を眺めている。


「女の子の部屋に入るのってとっても久しぶりなんだ」明るく笑っている。

「僕は、女の子じゃないっていつも言ってるだろ?』少し不貞腐れたよう言う。


「あれ?このクマ・・・?」

マイケルは、少しくたびれたようなテディベアを見つけた。


「あ・・・」ルクスは戸惑った。

「このクマは、よく知ってるよ。僕がよく慰問の時に選んで持って行ったからね」

「・・・・へーそうなんだ」ルクスは無表情に言う。


「慰問、たくさん行ったと思うけど、プレゼントを渡した子供のことなんで覚えてないんだろ?」

「全員覚えてはいないけど・・このクマはちょっと特別で、慰問先でちょっと気になった子にあげていたので割と覚えているよ

「ふ〜ん」


「10年以上まえだけどだけど、児童養護施設に行ったとき、虐待を受けて言葉を忘れちゃった子がいてさ・・。無表情で少しおびえた感じだった。大人に色々虐められて本当に気の毒だった。僕には何もできないけど、君がもしこれから人生でやりたいことがあったら力になるねって言ってこのクマを渡したんだ」

「・・・・・」


「そしたら、その子話せなかったはずなのに一言『(大天使)ミカエル?』って言ったんだ。僕は笑いながら『マイケルだよ』って答えた。

すごく嬉しかったな。その子の事はよく覚えているよ。金髪ですごく綺麗な緑の瞳をしたすごく綺麗な男の子だった・・・う〜ん?今考えると女の子だったかもしれないな」



マイケルは、ルクスの顔をじっと眺める。

「そう、君みたいな綺麗な瞳だった。君みたいな・・金髪で・・・男の子みたいな女の子・・・・あれ?」そう言って、マイケルはクマをじっと見る。





ルクスは、マイケルの持っていたテディベアーを取り返しぎゅっと抱きしめた



「・・・・あの後、施設で奨学金を出してくれる匿名の人がいてさ、そのお陰でいい学校に入れたし、医者になるまで学費も生活費も全て出してもらえた。だから僕は医者になれたんだ」


「あの時の奨学金は君が出してくれたんだろ?」


「あの時の子が君なのか?」マイケルは目を丸くしている。


「君にはちゃんとお礼を言えてなかった。おかげて一人前の医者になることができました。本当にありがとうございました」

ルクスは照れたようにお辞儀した。




「すごい!奇跡みたいだね!こうして僕がファンからもらったお金で1人の人生を変えることができたなんて、本当に嬉しいや」マイケルは幸せそうに笑っている。


「だから!」

「え?」マイケルはキョトンとした。


「だから今度は、僕が君に恩返しをしたいんだ。」 

「え?」


「君は、窓から手を振るだけで数千人の人を呼ぶ力がある。その力は良い方に向かえば多くの人を救えるだろう。けど・・」

「けど?」

「君の力を利用すれば巨大な金が動く。」

「・・・・」

「君は自分の力では自分の行動を制御できなくなっている。スケジュールも自分の生活もプライベートもビジネスの中でもみくちゃにされている」

「そんなこと・・・」

「君は、黄金の卵をうむ金のガチョウだよ。周りに金の亡者どもが群がってくる」

「・・・・」


「イソップの金のガチョウの話は知っているよね。1日1個の黄金の卵に足りなくなった時、ガチョウの腹を切り裂いてガチョウを殺してしまう話だ。」

「僕が金のガチョウ?」

「そう。君は歌って手を降れば金が集まる。だから君を働かせるだけ働いて金が欲しいやつは、君の健康も休息も奴らに取ってはタイムロスだ。無駄な時間なんだよ」

「何が言いたいの?」

「君が働きやすいように、もっと頑張れるように食事はすぐ食べれてカロリー補給ができるようなもので、栄養なんて考えたりしないし、君が病気になれば、強壮剤を飲ましたり、無茶な薬を使って疲労を感じさせなくさせればいい。眠れないなら、睡眠薬や麻薬まで手を出しかねない。最悪、君が死んでも、マイケルジャクソンと言うブランドで永遠金儲けする輩も出るかもしれない。」

「・・・そんな・・」

君のプライベートや休息や健康のことなんて誰も考えたりはしない。だってお金にならないからね」


だから僕がビルさんやご家族にこのままだと長生きできないぞと訴えたんだ。彼のケアマネジメントをさせろといったんだ。」

「あ、だから君が、僕の主治医に担当することになったんだ」

「そうだよ。誰も君の健康なんて守ってくれない。僕は、人生を変えてくれたあなたに一生をかけて恩返ししていきたいんだ。」

「僕の健康・・・」


「君は仕事で死ぬのは本望って言ってたけど、本当にやりたいこともできず、やりかけたこと半ばで終わっちゃう人生を本当に望んでいるのかい?」

「・・・・」


「僕は、長生きできるように君の健康を取り戻したいんだ」

ルクスの真剣なエメラルドのような深い緑の瞳をマイケルはずっと見つめていた。


「今晩、なんか無性に君に会いたかった。君にあえて良かったよ。もっと自分の健康についてちゃんと考えなくちゃだけだよね?」

「そうだよ。体が資本って昔から言うだろ?もっと健康についてちゃんと考えてくれないと困るんだよ」


マイケルはクスっと笑った。

ルクスは少し怒りながら「僕の話聞いてる?」

「ああごめん。そのクマ片時も離さずにいてくれたんだね。ちょっとキャラに合ってなくてさ・・・かわいいな」


やっぱりクスクス笑いが止まらない。


「もう!もっと真剣に考えて!」ルクスは不機嫌そう口をとがらした。



マイケルはそんなルクスを見てニコッと笑い「やっぱり君はかわいい女の子だね」という。


「だから僕はちゃんとした女の子じゃないってば!」

「本当に君は可愛いいよ」と念押しされ真っ赤になっているルクス。


「もう帰れよ!」

「やだ。もっと君と話がしたいんだもん」

「僕はしたくない」

「えー?先生はカウンセラーでもあるんでしょ?」

「都合のいい時だけ先生扱いしないでっ」




そうルクスに言われたマイケルはその日いつまでもとても嬉しそうに笑っていた。



たぶん泊まってもこの二人まだまだ進展はなさそうだけどね😅

イラスト入れるとどうもギャグタッチになっちゃうね🤣