息子とおにぎりと私 | 雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

1998年、国際結婚を機に渡米。 アメリカの企業で企業管理者として勤続25年。本業と並行して、英会話コーチしています。バリキャリアラフィフ女の笑える日常生活をアメリカからお届けします!私の詳細についてはプロフから!

昨日の夜、
キッチンで片付けをしていました。

 

 

なんか視線を感じるなと思って、

リビングの方に目をやったんです。

 

 

そしたらトーマスが、
じっと私を見ていました。

 

 

「何?」って聞いたら、
"I love you, Mama."

 

 

だから私も、
"I love you, too."

そう言ってまた洗い物に戻った。

 

 

でもまた、ふと目をやると、

まだこっちを見ている。

 

 

そして、彼が
"I'm sorry." と一言。

 

 

え、何?
どうしたの?

 

 

一瞬でいろんなことが
頭をよぎりました。

 

 

何か悪いことが
起きたのかな、とか。

 

 

何か心配事が
あるのかな、とか。

 

 

手を止めて、
リビングへ行きました。

 

 

「何かあった?」
そう聞いたら、

 

 

"Today, I didn’t eat the rice ball."

(今日はおにぎり食べなかった)

 

 

え、そんなこと?
 

 

私は毎日、
お弁当を作るんだけど

その他に、おにぎりも一個にぎる。

 

 

 

 

授業と授業の合間に、
お腹が空いた時用。

 

 

コンビニみたいに、
海苔がパリパリするフィルムで。

 

 

私 「It’s okay.

I just want you to eat what you can.
I don’t want you to overeat or go hungry. 」

 

 

その時に食べられる量を、
食べてくれたらそれでいい。

 

 

気にしなくて
大丈夫なんだよ、と。

 

 

食べ物を粗末にするのはよくない。

 


でも現代を生きる私たちにとっては、

食べ過ぎないことも

同じくらい大事だと思っている。

 

 

そしたら彼は、

"But you made it for me, Mama."

 

 

そう言って、
目にうっすら涙を浮かべていた。

 

 

この子は
なんて優しいんだろう。

 

 

私はお母さんが作ってくれたご飯に、

こんな風に感謝したことは正直なかった。

 

 

もっと小さい頃なら、
きっと大粒の涙をこぼして泣いていた。

 

 

でも今は、
泣かないようにしているのがわかる。

 

 

だから私も、
あえて気づかないふりをした。

 

 

忙しい毎日。

 

 

ご飯を作ることも、
おにぎりを握ることも、

いつの間にかただのルーティン。

 

 

でも、この一コマは、
きっと忘れない。