自分で作った心の壁 | 雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

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1998年、国際結婚を機に渡米。 アメリカの企業で企業管理者として勤続25年。本業と並行して、英会話コーチしています。バリキャリアラフィフ女の笑える日常生活をアメリカからお届けします!私の詳細についてはプロフから!

病院の待合室での出来事。

 

おしゃべり好きな60代くらいのおばさんが入ってきました。

 

いろんな人を捕まえては会話をするって言う。

 

こういう人、アメリカ人に多いですよね。

 

おばさんが私に話しかけてきました。

 

婆 「アナタのブーツ可愛いわね。どこで買ったの?」

 

私 「Rossです。」

 

婆 「え?Rossでこんな可愛いの売ってた?」

 

私 「私、足のサイズが小さいので(って言っても23センチなんで日本では小さくないけど)時々子供用のも履けちゃうんです。これ、ガールズ用なんですよ(笑)」

 

婆 「私も今度Ross行ってみるわ。実は私、地理に興味があって、〇〇アプリ(アプリ名は忘れました)でいつもテストして、100点取ったりしてるの。」

 

私 「え~!そうなんですか!それは素晴らしい!!!」←とりあえず大げさに褒めてみる(いや、オイ)

 

それからしばらくおばさんは自分の話をした後、聞きづらそうにして私に聞きました。

 

婆 「アナタどこ出身か聞いてもいいかしら?最近ほら、いろいろあって、そういうパーソナルな事聞かれるのを躊躇する人もいるし。。。」

 

私 「そんなの全然大丈夫ですよ!私は日本から来ました。」

 

で、そこからまたいろいろ話が広がったんですが、なんか思ったけど、久々に全くの他人と話が出来て新鮮でした。

 

最近は、コロナもあって、接する人って限られていますから。

 

そしてそれと同時に、私の中でもいつの間にか心の壁というか、「ひょっとしたらこの人はアジア人嫌いかも知れないし、こっちから話しかけるのはやめとこう」みたいなのもあったように思います。

 

ちょっと前はそんな風に思わなかったんですけどね。

 

なんか最近は、ヘイトクライムとか精神的に私の頭の中にいつものしかかって来て、自分で心の壁を作り、ガードを固めるようになった気がします。

 

もちろん、そういうのはアメリカには現実としてあるのですが、私はそれに怯えて生活するのはやだな。

 

こうやっていい人のほうが断然多いのに。

 

ほんの5分くらいの会話だったけど、ものすごく心があったかくなりました。