法律って恐ろしい | 雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

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1998年、国際結婚を機に渡米。 アメリカの企業で企業管理者として勤続25年。本業と並行して、英会話コーチしています。バリキャリアラフィフ女の笑える日常生活をアメリカからお届けします!私の詳細についてはプロフから!

米南部テキサス州で1日、胎児の心拍が確認された後(妊娠約6週以降)の人工妊娠中絶を原則禁止する州法が施行され、連邦最高裁も容認した。

テキサス州で9月1日、胎児の心拍が確認された後(妊娠約6週以降)の人工妊娠中絶を原則禁止する州法が施行され、連邦最高裁も容認しました。

 

これ、結構衝撃的です。

 

日本では、中絶はよく聞く話ですが、アメリカだと宗教上の理由で中絶の選択肢を選ばない人、その生まれた子を養子に出すという制度が日本よりも進んでいるというような理由で、中絶をしない人は多いと思います。

 

でも、人にはいろんな事情があるわけで、法律によってその選択肢(中絶)が奪われるのは、どうなんだろう。

 

ましてやそれが、性犯罪で身ごもった子だった場合。

 

どんな子供でも授かった命に変わりないのかも知れないけど、やっぱり私も中絶と言う選択肢を取るだろうなと思います。

 

他州に行けば、中絶できるんだろうけど、アメリカって、入っている健康保険によってカバーされる病院、ラボ、ドクター、いろいろ複雑ですよね。

 

ちょっと話は飛ぶんですが、2年位前にNHKで見た、安楽死(尊厳死)についても考えさせられました。

 

日本だと安楽死は認められていないので、それを望む人が海外まで行って、自分の最期を遂げるのだと。

 

そういう人が増えている、と。

 

いろんな意見があるでしょう。

 

私個人的な意見としては、私たち人間は、この世に命を授かった以上、その命を全うする義務がある、と思うのですが、でもそれって、私が今健康だから言える理想論なのかも知れないな~なんて思ったりもしました。

 

中絶にしろ、安楽死にしろ、人の生命に関することは神の聖域と思うのですが、複雑ですよね。

 

子供が欲しくても授かれない人もいれば、苦しい闘病に耐えながら一日でも長く生きたいと願う人もいる。

 

結局どんな苦しみもその人じゃないとわからない。