批判、ヘイト | 雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

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1998年、国際結婚を機に渡米。 アメリカの企業で企業管理者として勤続25年。本業と並行して、英会話コーチしています。バリキャリアラフィフ女の笑える日常生活をアメリカからお届けします!私の詳細についてはプロフから!

最近私がみてるリアリティー番組。

 

TLCでやっている、I AM Jazz

 

 


男性の体を持って生まれて来たJazzが、

 

トランスジェンダーとして生活する様子を番組化したものです。

 

世の中、いろんな意見があると思うので、

 

ここでは、こうするべきとかこうであるべきとか、あえて触れませんが、

 

見ていて思うのは、このアメリカでさえもLGBTQに対してまだまだヘイトな思いを持っている人が多いと言う事。

 

いつも思うのが私はこのアメリカでアジア人、マイノリティーとして生きていて、

 

なんとなく、LGBTQの人とか、Disabilityを持っている人達に対して勝手に親近感を持っています。

 

同じ、マイノリティーと言う、時にvulnerable な立場にいる事。

 

もちろん、ぺーぺーの私の生活と障害を持った人たちのそれをを比べる事自体申し訳ない事なのかも知れません。

 

オマエに何がわかるのか、と言われるかも知れません。

 

でも、ほんの少しだけかも知れないけど、“多くの人と同じではないという立場にいる人間”として、

 

その心の葛藤に共感を持てるところがあると思っています。

 

イチローも引退のインタビューで言っていましたが、

 

アメリカで自分が外国人の立場となって初めて分かった人の気持ち。

 

Jazzは、今18歳くらいなんですが、ティーンの頃から男性ホルモンをブロックする薬を使っていたので、

 

男性としての成長期を過ごすことなく、見た目も男性化しないでここまで来たようです。

 

でも、この薬を投与するにあたって、もちろん副作用もあるわけで、

 

体重増加とか、精神不安定にもなるので、精神を落ち着かせるためにもまた抗鬱剤を使用。

 

こういうのを聞いて、子供にそんな薬漬けの人生を与えて、親として失格、みたいな事を言う人ももちろんいるわけです。

 

Jazzの両親も、もちろん自分の子供がそういう経験をするのを見るのは辛いことだけど、

 

ティーンのトランスジェンダーの自殺率は50%、

 

実際にJazzが成長期を迎え、男性として成人したとしたら、きっと彼女は死を選んでいたかも知れない、

 

だとしたら、例え薬漬けの体になろうと、子供が自分らしく幸せに生きる選択をサポートしてあげたい、と言う事らしいです。

 

もちろん、いろんな意見があると思うので、

 

どれが正解、とかないのかも知れませんが、

 

実際にその人の立場になってみないとわからない事ってあると思います。

 

そこを理解せず、批判、そしてヘイトコメントをする人達。

 

別にアナタに迷惑かけているわけじゃないんだから、そっとしといてあげようよって思います。

 

今、シーズン5が放送されていますが、私はまだシーズン4までしか見ていません。

 

つい最近、手術をして、体も女性になったようです。