毎回日本に帰るたびに思うんですが、
日本人は朝から晩まで一生懸命働き、
学生さんですら、学校、塾、そして部活など、
アメリカ人と比べると、かなり忙しい生活をしているな~と思います。
そして通勤時間が長いって言うものあると思うんで、
電車の中の席取りはみんな必死なのでしょう。
私も日本に住んでいた時は実際にそうでした。
電車の中で座るか、座れないかで一日の体の疲労度がかなり違います。
アメリカから日本に到着し、
スーツケースを抱えた私とトーマスは、
当日朝の3時起きで、既に24時間くらいベットに横になって眠れていなく、
長旅って言うのもあり、結構疲れていました。
私がスーツケースを転がすから、トーマスが席を確保してねと言ったのですが、
日本の満員電車に慣れていないトーマスはもたもたしていたので、
始発で結構空きがあった席にも座れず、まあ、しょうがないか、と思っていました。
乗り込んだ大体の人は席に座れ、座れなかったのは、私とトーマスの他に、
高校生くらいの若い男性数人。
そこへ、部活を終えたのであろう高校生女子が2人電車に入ってきました。
そしたら、私達が立っている横で、席に座っていた30代後半くらいの男性が、
意図も簡単にその二人に席を譲ったのです。
( ゚ ▽ ゚ ;)
男 「ここ、座りなよ。」
女 「あ、全然平気ですよ。私達どうせ1駅で降りるんで」
後で会話を聞いて分かったことなのですが、
どうやらその男はその女子高生の通う高校の先生のようでした。
男 「オレもどうせ2駅で降りるから。
座れ、座れ。」
女 「いやいや、いいですよ、先生座ってください。」
って言う茶番を私達の目の前で数回繰り返した後、
最後は先生を立てて(え?)素直に座った女子高生二人。
いや、ってかさ、アンタらどうせ1駅2駅で降りるんだったら、最初からデカいスーツケース持ったハーフの子と、オレンジ色のウエストバックつけてる怪しいアラフォー女に席譲って?
うちら、5個目の駅で降りるから。
なんか、日本って特に電車の中では女と子供には配慮が少ないな~とまた改めて実感しました。
こういう時、ほんとアメリカのほうが人々が優しくしてくれます。