凛として | 雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

雨の日も風の日もそして晴れの日も! In アメリカ

1998年、国際結婚を機に渡米。 アメリカの企業で企業管理者として勤続25年。本業と並行して、英会話コーチしています。バリキャリアラフィフ女の笑える日常生活をアメリカからお届けします!私の詳細についてはプロフから!

私の日本人の知りあいで、最近、病気で娘さんを亡くされた方がいます。

今、何を望むのか

共通の知り合いからその悲報を知らされた時、

私の心は凍り付きました。。。

はじめて彼女に会った時、今から数年前と記憶していますが、

その時に、娘さんが生れて間もなく難病と診断されたこと、

今までにも何度も手術や病気を発症してきたこと、

そして、いつ何が起こるかも知れない状況にいつもいることを私に話してくれました。

「だから毎日が本当にありがたいんです。一日、一日なんです。

今日も一日またこの子と一緒にいれた、

いつどうなるかもわからない命なのに、またこうして今日も生きてくれた。

だから毎日がボーナスなんです。

私はもしこの子がいなくなったらって考えたら、その時のことが想像もつきません」

と言ったの覚えています。

なので、訃報を聞いた時、もちろん、娘さんのことも残念に思いましたが、

私が一番に心配したのは彼女の精神状態。

きっと彼女は放心状態で、精神的にもかなりやつれてしまっているのではないか、

そんな心配をしました。

でも、実際にVisitation(お通夜)で彼女にお会いした時、

私を笑顔で迎えてくれて、娘さんのところに連れて行ってくれて、

いろんなお話をシェアーしてくれました。

その間、私は終始号泣で、逆になんだか申し訳なかったのですが、

彼女は笑顔で、そして優しいお母さんの顔で、

まるで眠っているかのような娘さんを前に凛としていました。

きっと彼女は、これまでにたくさんの悲しみ、苦しみ、不安を経験してきたことでしょう。

私の知らないところで、どれだけの涙を流してきたか。

「私はほんとみなさんに感謝しているんです。

いろんな人が来てくださって、愛されて、娘は本当に幸せ者です。」

私の心の中は、悲しみしかなかったのですが、

彼女の心の中には冷たい悲しみよりも何か暖かいものを感じました。

彼女が、もっと子供の写真や動画を撮っておけばよかった、と言っていました。

私もそうですが、大きくなるにつれて写真撮ったり動画取ったりってほんと少なくなりました。

私は子供が一人しかいませんが、2人目の子は1人目よりも写真が少ないとか聞きますよね^^

私もトーマスが小さい頃は、寝顔だけでも何十枚も写真撮ったものでしたが、

最近は寝顔の写真撮るなんてことないですもんね(笑)

写真や動画が少なかったとしても、

きっと娘さんは一生彼女の心の中に居続けてくれることでしょう。



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