グリーンカード入りの財布が入ったポーチをなくした続きです。

 

ミネアポリスの二日目は目が覚めると、「あ〜ポーチをなくしたんだ」っていう気持ちでドヨーンとしていました。

グリーンカードをなくしたことはもちろん私に取っては死活問題に近いのですが、免許証をなくした、というのも打撃です。

これは再発行は比較的早くしてもらえます、が、こういう身分証明書(住所や誕生日入り)が悪い人に渡ると悪用されて勝手にクレカを作られたり、すごく大変なことになる可能性があるからです。

 

お財布に入っていたクレカは一つで、携帯のApple Payには別のクレカが入っていたから、私が買い物したりとか支払いするには不便はありませんでした。

 

グリーンカードの再発行の申請はオンラインでするので、自宅に帰っておちついてからにしよう、と思っていました。だからまずはミネアポリスからシカゴへの飛行機に乗るための、TSA Confirmation Programをパスしないといけません。

 

ググったら、これはTSAの身分確認をするところで、その旨を告げるとマネージャーが呼ばれて、別室でインタビューのようなものがある、と出てきました。インタビューといってもPublic informationのようなものの質問をされるみたいです。でも時間がかかる場合もあるので(荷物も丁寧にチェックされる)、国内線でも3時間以上前にエアポートについていた方がいい、というアドバイスでした。

 

朝早いのに、夫のお友達はわざわざホテルにピックアップに来てくれて、エアポートまで送ってくれたので、私たちは3時間以上前につきました。そしてキオスクではなく、カウンターでTSA confirmation programをするのだけれど、とエアラインのスタッフに伝えるように、っていうアドバイスだったので、私はカウンターに並んでいました。

 

すると夫は、キオスクでカスタマーのお手伝いをしていたスタッフに声をかけられて事情を説明すると、その人が私に「免許証かパスポートの写真かコピーはありませんか?」と聞くのです。「はい、パスポートの写真を持ってます」と見せたら、それを使って紙のチケットを発行してくれました。そして私はTSAの列に並んで、夫は万が一私がTSAを通れなかった時のために、ロビーで待っていました。

 

TSAの列ではもうConfirmation Programの代金は払ってあることを告げ、マネージャーを呼んでもらいました。

マネージャーが来たら、別室ではなくてTSAのチェックポイントのスタッフがいないあたりで、インタビューが行われたんですが、このマネージャーがインド系?の人で英語のアクセントが聞き取れない!

 

私(本人)だったらわかるっていう質問をするんですけど、聞き逃して間違った答えを言ってはいけない、と緊張しているから余計聞き取れないw

 

最初の質問は「次の電話番号で以前使っていたものはどれですか」っていうんだけど、この電話番号っていうのが聞き取れくて、しかも4つ番号を読み上げているんだけど(それで電話番号ってわかった)、普通電話番号を読み上げる時、エリアコードとか数字を一つずつ言うでしょう?それがこの人は例えば212だったらtwo one twoのところをtwenty one twoみたいな読み方をするので、もう頭が混乱したよ。

 

だから「私の家の電話番号はこれこれです」って言ったら読み上げた番号はどれも違っていたというオチ。

そう、番号があっていなかったら「どれも当てはまりません」って言っていいの、それが正解になるというひっかけ質問をしてくるのだ!

 

次は確か私の子供が生まれた月。

そのあとは「次の名前のうち誰が家族か」って言うので、これも「該当なし」

それから「夫の年齢のレンジ」

 

どれも正解して無事にパス!!

ほっとしたけど、これは飛行機に乗るたびにいちいちしないといけない(代金は10日有効でも)ので、シカゴから地元に帰るときは、やっぱり3時間前に行かないとってことで、不安になりました。

 

夫に無事にTSAを通過したことをテキストし、彼はTSA Preで通過して、2人でゲートに向かったけど朝早かったし、搭乗まで時間がたっぷりあるので食事をしてからゲートに向かいました。

 

ゲートで待つこと2時間ぐらいかな、夫が水を汲んでくる、と席を立った後、ゲートのエージェントがPSAで私たちを呼び出したのです。席のアップグレードとかされることはないので、なんだろうと思って行ってみると、「Mrs. XXXあなたはお財布を無くしましたか?」と聞くのです。「はい、だからTSA Confirmation Programで入場してきました。」

 

「あなたのお財布ここにあります

 

え???

 

あなたのお財布この空港内にあります

 

え”””””〜〜〜〜!!!

 

Really? At the Airport??ってもう涙が出てきましたよ!

 

「荷物受け取りのところにあるLost & Foundのユナイテッドのキオスクで、いったんターミナルから出てまたセキュリティを通らないといけないんですけど」

 

「そんなこと全然構いません、今すぐ行きます!」って走って行ったの。

 

そのキオスクに着いたら、なんと朝チェックインを手伝ってくれたエージェントがいて、「これはあなたの?」ってブルーのポーチを差し出して、私はいえっっすうううう!と中を見たら全部あることを確認しました(現金も入ってた)。

 

どうやってそこに届けられたかわからないけど、多分機内で落としていて、清掃のクルーが見つけてユナイテッドのキオスクに行ったんだと思う。落とし物や忘れ物がテキサスのセントラルファシリティに集められるってのは先日書いたけど、毎日そこに送ることはないだろうし、一週間分とか集められてから送られるのではないか、って思う。私のは届けられてまだ二日でだったからミネアポリスの空港にあった、そして朝夫が「妻がお財布を無くしてしまって」って言ったエージェントが、そのキオスクに行ったときに、ブルーのポーチを見つけて中を見たら、朝手伝った人(シカゴの便に乗る人)のお財布だと言うのが判明、そこでゲートのエージェントに連絡して呼び出してもらった、ってそういうプロセスだったんじゃないか、って思いました。

 

もうこれは奇跡としか言いようがないですよね!

私のポーチはすぐにテキサスに送られてなかった、私が乗る予定の飛行機がまだ飛び立ってなかった、あのエージェントがキオスクに行って私のポーチを見た、こういう奇跡が重なって私の財布、グリーンカードが手元に戻ってきたのです。

その後の旅が数十倍も楽しくなりましたよ!

 

もちろん私はすぐにGCの写真も撮ったし、家に帰ってからは財布からは取り除いて、もう持ち歩かないことに決めました。

いろんな人にありがとう、って言いたいのに、私はあまりに有頂天になって肝心の恩人のエージェントの名前を聞き忘れたのです。ミネアポリスのエージェントさん、あなたは本当にMinnesota Nice!です。

 

 

ちなみに”The rest of the story" と言うフレーズは、アメリカ人でラジオを聴いていた人には馴染みがあります。

ポール・ハーベィと言うブロードキャスターが1975年から月曜から金曜日まで、33年間も放送の中で披露した、あまり人には知られていない有名人やイベントの裏話的なことを放送したシリーズがあって、最後にプロットツイストみたいなのを明かすときにいつも"and now you know the rest of the story"と言っていたのです。