H美が、「チケットが手に入ったんだけど、行く?」 と誘ってくれたので、
「行く!行く!」 と二つ返事で(NOはないのに二つ返事というんだね)お受けいたしました。
 
開演は18時だったので少し早めに、15時に待ち合わせて銀ブラ。
オープンしたばかりのソフトバンクショップの『白戸家』を観に行って、
お茶して話して、幕間に食べるサンドイッチを買って、いざ!帝国劇場へ!
 
席が、思いっきり前なんだけど端っこで、舞台袖の細い花道のすぐ前。
残念ながら光一はここには来なかったけど、
たたずみ光一を見つめる内が目の前に来たぞ~。
内は、やっぱり顔立ちがきれい。(顔がデカいのが玉に瑕だけど)
 
フライングは飛び方もかなり複雑なのでコンピューター制御なんだろうと思いきや、
まさに中国映画のワイヤーアクションよろしく、人手だったのね~~。
びっくり!
その細い花道の後ろで、4人くらいのおじさんが、
「はいっ!」 「それっ!」 と小声で掛け声をかけながら、
ものすごい勢いでロープを手繰ったり緩めたりしてるの!
明かりなんか無くて、よくロープ間違えないなあ、って、
命預かってるんだもんな、信頼されてるんだもんな、って、感心した~~。
 
 
お話は、
小さい頃から一緒に歌い踊ってきた光一と内。
オフブロードウェイの劇場で夢を見ながら楽しく踊る毎日だったが、
光一の考えた舞台が大評判になり、オンブロードウェイの舞台に立つ。
だが、オンのステージだけを目標としない光一、
光一に密かに思いを寄せる劇場オーナーの娘リカ、
そのリカを振り向かせたい内、
それぞれの思い徐々にすれ違いを生んでいく。
ある日、内がスタッフのミスから自分の見せ場の出番に出遅れ、スタッフを怒鳴り散らす。
内は、止める光一と言い合いになり、自分の甘さも指摘され、
光一の言う 「Show must Go On」 を試すために、
予備の小道具の刀を真剣にすり替える・・・。
階段のシーンで結局予備の刀が使われて、光一が切られ階段から落ちて一幕が終了。
 
二幕は、その事故で光一は一年間病院のベッドで眠ったまま。
内は光一の代わりにオンブロードウェイの舞台に立ち続けているが、
やはり、光一のいない舞台ではと、舞台の打ち切りが決まり…
というところで進んでいく。
 
有名な階段落ちのシーン。
NHKのドキュメンタリーで見て、本当に落ちてるし、骨折しても落ちるし、
階段が特別に柔らかく作ってあるわけでもないし、
光一くんあんなに細いのに~、始まる前から、心配で心配で。
 
あと70公演ある、って言ってた。
ストイックな光一くん、怪我しないでね。
 
タッキーの時にも感じたけど、もう少し、すごい技の時には拍手しようよ~。
細いカーテンのような長い布を腕に巻くだけで命綱もつけないフライング、
あれ、TDSのミスティックリズムでもやってるけど、その人たちはその道のプロだよ。
それも、客席の上も飛ぶし、しかも二度目なんて、
ひじを曲げた状態で自分の体重をそこで支えて飛んでるんだよ~~。
恐るべき胸筋腹筋上腕二頭筋(?)!!
 
内の芝居も良かった。
もともと内はお芝居上手だからね。
ほんと、謹慎していた数年間、もったいなかった、と思うけど、
その年月があっての、今の内、なのかな。
 
リカ役の神田沙也加も頑張ってた。
初め「けっこう歌上手いけど誰だ~??」って思って見ていて、
声を聞くうちに「もしかして沙也加か?」って思ったんだけど、
ほんとに?こんなに出来る子?て、
疑って見てしまって、ごめんね~。
親の七光りだけだと思っていたけど、ちゃんと頑張ってるのね。
 
『Endless SHOCK』 は舞台のお話なので、芝居と歌・ダンスが自然。
しっかりしたよくできた話だ、と言うことは出来ないけど、無理は無いよね。
内の芝居が良かったから、周りでシクシク泣いていた人けっこういたよ。
泣きはしなかったけど、私もジ~ンとうるっと来たし。
 
Wikiで調べていたら、ライバル役もいろいろな人が出ていたと知った。
生田斗真や今井翼の舞台も観てみたかったな~。