ドラマに飽きて、というわけではなく

なにかやりながら字幕を読むことはできないので

ソウルのライブ映像(漢江と高速道路だけ)を見たり、

ソウルの街中をドライブしている気分になりたくて

(見たってどこだかわかるわけじゃないけど)

ただただドラレコみたいな映像を見たり

 

時にはナミブ砂漠のオアシスの定点映像を見たりしていたけど。

 

ソウルの、昔の街並みの残る地域の映像に

優しい音楽が付いているチャンネルを見つけて

何か作業をしたりしている時や、

TVの番組に興味が持てない時に、だら~っと見ている。

見ていなくても、だら~っと流し続けている。

 

なぜいいな~と思うのか。

それはきっと、きれいで近代的なソウルの街のすぐ裏に

再開発予定でもう人が住んでいない地区があったり、

人は住んでいるけど古い壊れかけの建物が並んでいたり、

空き店舗だらけの商店街だったり

古く懐かしい商店の看板が並んでいたり、

そんな光景が、私の子供の頃の東京に似ているからかもしれない。

 

東京オリンピックで、一気に近代化に見える変貌をとげ、

その実、すぐ裏は何も変わらず、

木造のボロ屋が立ち並んでいる張りぼての街。

道をきれいにして川に蓋をして、

高速道路を通してみたって、

すぐ脇のちっちゃい木の家では、

煮干しで出汁を取った味噌汁と、自家製のぬか漬けと、

おひたしに鰹節を削り器で削ってかけて

そんなご飯を食べている、そんな日常。

急に変われるはずも無かった。

 

50年以上が経って、さすがにすっかり変わった。

木造戸建ては減り、同じ広さの土地にコンクリートの部屋が積み重なって、何十家族もが住めるようになった。

味噌汁の出汁は煮干しじゃなくて贅沢にも鰹節、

でも、市販の粉末出汁か味噌に出汁が入ってる。

ぬか漬けは漬けなくてもスーパーで売っているし

鰹節は削りたてパックになっていて便利。

削り器も使わないし、堅い鰹節も買わない。

 

けれど、韓流ドラマを見ていると

親が手作りおかずをタッパーに詰めて

何個も風呂敷で包んで子供に持たせる。

あるいは留守宅の冷蔵庫に勝手に詰め込んで帰る。

 

懐かしい。

 

結婚して子供が生まれてから、孫の顔を見せに

実家はどちらも近いので毎月帰っていたけど、

必ず煮物だとかいろいろ作ってあって、帰りには

持っていきな、とタッパーに入れて持たせてくれた。

だから、父が亡くなり母が一人になった時、

母を訪ねる際には、煮豆や肉のおかずを作って

タッパーに入れて持って行ったっけ。

 

そんな、街並みだけではなく、

人々の生活の心も韓国ドラマの中には残っている。

多分、実際の今のソウルの裏側では

変わらない生活がまだ残っているんだと思う。

だから、韓流ドラマが好きで、見たくなるんだと思う。

田舎の農家の道とか、生えている草木も同じだし。

子供の頃に行った、おばあちゃんちにとても似てる。

 

 

 

このお気に入りのチャンネルの映像みたいな所は、

実は、今の東京にだってまだまだあるよ。

再開発やら代替わりで、確かにどんどん減っているけど

大きな道から中に入れば、うちの周りだって

ん~~少しは残っている。

 

推しの子たちも、こんな所を通ったりするのかな~って

想像しながら、漢江の夜景をただただ流している。

パソコンでブログを書きながら、

TYではソウルの様子が流れている。

不思議な世の中だな~