漫画系とお芝居系、どっちの書庫に入れるべきなのか。
男性だけの劇団スタジオライフが、
次回公演で萩尾望都原作の『マージナル』をやるそうな。

この劇団の脚本・演出をしている倉田淳さん(たしか女性)が萩尾先生の作品を好きなのか、
私は『トーマの心臓』しか見ていないけど、
HPを見たら、その後『訪問者』『メッシュ』も上演してる!

『トーマの心臓』の時は、どう見ても年がいっちゃってるかっこいいお兄さんが
ドイツの寄宿舎の高校生を、しかも“可愛い”なんて役をやってるものだから、
(脚本は原作の台詞に忠実でよかったけど)ちょっと違和感はあった。

その点『マージナル』は、大人のアシジンとグリンジャ、メイヤードが中心人物なので、
そのキャスティングは苦労しないだろうけど…キラは…女の子よ…さて、どうする?

私はアシジンがとても好きで、(ルックスも性格も)
『マージナル』という作品が大~~好きなので、
実を言えば、舞台化なんてしてもらいたくはないのだけれど、
(映画化、はしてもらいたい、と思ったことはある)
「砂漠編」「都市編」に分かれている長い話に作られているようだし、
倉田さんはちゃんと忠実に作ってくれると信じて、ちょっと見てみたい。

汚染によって女が居なくなり、男だけの世界になった地球が舞台なので、
スタジオライフにはぴったりかな。
この、難しい設定を、どうやって原作を知らない人に解らせるか。
倉田さんの手腕の見せ所ですね。