ジェジュンが仕事で出かけてから掃除をしてヒロが遊び疲れて眠ってしまったら特にすることもなく…
ただジェジュンを待つだけの時間になった
初めて1人になる静かな部屋はやっぱりさみしくて、ふと目に入ったリビングの片隅にあるCDやDVDが並べられた棚の前に立った
一枚を手に取ると5人の男性が写っているジャケット写真
その真ん中にジェジュンの姿があった
今よりずっとふっくらして見える
昔のジェジュンが知りたくなってLIVEのDVDをプレイヤーに入れた
会場が暗くなりものすごい歓声と共に真っ赤な海の様な中に現れた5人の圧倒的な姿から画面から目を離せない
すごい…
日本語の歌を完璧に歌い上げる彼ら
一曲聞いただけでその魅力に引き込まれていった
何曲か歌った後にMCになり歌ときよりたどたどしい日本語にほころぶ
その中で笑うジェジュンは本当に幸せそうで、私が出会ったジェジュンはこの頃あった何かを失ってしまった中に生きている様に感じた
胸が苦しくなる…
画面の中の彼はこんなに幸せに笑うのに…
夢中で彼らの姿を追って気づいたらもう真夜中過ぎ
忙しいのかな、
こんなに遅くまで…
寝る準備をしてベッドに入ってもDVDの中の幸せそうなジェジュンと笑っているのにどこか寂しげなジェジュンが頭に残ってすぐには眠れなかった
ウトウトし出した頃大きな物音で目が覚めた
慌てて玄関に向かうと泥酔した様子のジェジュン
近ずく前にすでにアルコールの匂いが漂う
相当な量を飲んでるみたいだった
壁にもたれかかってかろうじて立っている彼を支えようと伸ばした手を痛いほど強い力で掴み上げ自分に引き寄せると
「俺に、触るな…」
静かにそう言い捨て手を離した
手の痛みより足を縺れさせながら部屋へ消えていくジェジュンの後ろ姿がただただ苦しそうで痛そうで涙が溢れた