「オカン。 今日なんか変やで。
なんかあったんか?」
「ん~。な~んもあらへん」
いつもの声より1オクターブ高い。
気持ち悪。
食卓の上に並ぶ豪華な料理。
551の豚マンまである。
そうこうするうちに、オトンが帰ってきた。
「お帰りなさい」
「あんた見て。 パーマあててん。
どない?」
「ん・ん 似おとる。 さゆり、綺麗やで」
ボクはおもわず、目を疑った。
こんなオカンもオトンも見たことがない。
しかも・・・オトン、オカンを名前で呼んでる。
奇跡だ。
いつにない緊張感の中、食事が始まった。
「あんた、ビール」
「おっ、ありがとさん」
うわっ、いつもの発泡酒の水割りじゃない。
「かーさんは今日はとてもコーディネートが決まってる
コーディネートはこーでねいと」
「おほほほ」
オトンのおやじギャグにオカンが笑ってる。
めまいがしそうだった。
あまりの衝撃で、ボクは食事もそこそこに自分の部屋に戻った。
「ガシャン」
台所から大きな音がした。
何ごとかと思い、台所の戸を開けようとした瞬間。
目の前に衝撃的な光景が目にはいった。

オカンとオトンが見つめあっている。
音は食器を落としただけだったようだ。
気まずいのでまた部屋に引き返した。
翌日。
「あんたに渡す小遣いなんかあらへん!」
「かーさん、お願いや」
いつもの光景に戻っていた。
オカンとオトンの復活です。
いかがでしたか?
オカンとオトンのラブシーンをおりまぜてみました。
オカンの本名は「吉長さゆり」
昔は、スポーツウーマンとして国体にも出た人です。
オトンは、世間に知られることのない秘密の職業。
実はすごい人なんです。
うちのオカンとオトンも今回で8話目となります。
ご存知ない方、興味の持たれた方は
下記のラインナップをクリックしていただけると
過去の作品をご覧いただけます。
大阪ならではの世界をご堪能ください。
<おまけ>
大阪のおさるの聖地 箕面(みのお)にやってきた。
あたちはおさるじゃありまちぇん。
箕面温泉スパーガーデンが大江戸温泉物語になりまちた。
いい女は緑が似合いまちゅ。
こんな虫はいまちぇん。
みざる、いわざる、きかざる、こさる。

魑魅魍魎の巣食う、この世界。
傷を舐めあう仲間が集まれば楽である。
同じ痛みを慰めあい、共感しあえば楽である。
だが、共感という甘い汁を味わいぬるま湯に浸かれば腑抜けてしまう。
支え合うという美しい言葉は
ひとりひとりが根ざしていなければ、些細なことでドミノ倒しのごとく倒れていく。
渇!
己を磨き、自分の足で立て。
<作者より>
最近、半紙に墨汁で描くのにハマっています。
色に頼らず、筆の流れで描くむずかしさ。
歴史に残る龍の絵に発奮し、
自分で描いてみたらどうなるだろう? と龍を題材にしてみました。
結果、どうでしょう?
まだまだなと、自分の今の力量に筆をおきました。
こういう絵もどんどん描いていきます。
進化していく筆。
どういう絵になっていくのか?
自分でも楽しみです。
梅雨明け間近な季節、坂道に隣接するモダンな家々が見える。
ヘッドフォンから流れる曲、「教会へ行く」。
私の中のベストな選曲だ。
彼の人生はかわいそうだと人は言うけれど、
あの人はいい人だった、私だけが知っている。
日曜日、大切な人を亡くした女性が悲しみをこらえながら
丘の教会へと向かう。
そんな切ない曲。
私の死生観は、たったひとりでもいい生きてきた道を知っている人に見送られたい。
そんな想いがこの曲にリンクさせられる。
高橋真梨子が在籍していたペドロ&カプリシャス。
「五番街のマリー」や「ジョニーへの伝言」が有名ですが
「教会へ行く」も隠れた名曲。
モダンな坂道を想いをはせながら聴いていただければと思います。
平成浪漫の第二弾、いかがでしたか?

こさるをお供に旅をした様子を、マンガにしてみました。 お楽しみください。
兵庫県 灘区 大土神社

<旅の記録>
阪急電車「六甲」駅から、
六甲牧場に行くにはケーブルカーに乗って行かなければなりません。
普通は、ローテーションバスに乗って行くのですが
ケーブルカーの最寄駅まで歩くことにしました。
神戸周辺ということもあり、閑静な住宅と緑が美しい街並。
六甲山の裾野には景観を乱さないように建てられたマンションが建っています。
景色を長めながら歩いていると、
一箇所、木々に囲まれた場所を見つけました。
なにげに足を向けてみると、
ちいさな神社がありました。
大土神社。
地元の小さな神社です。
誰もいない、豊かな木々と空間が美しい所でした。
良い旅をと祈願したあと、
狛犬を見てみると、なんとも愛らしいお姿。
よく見るとなんとなく自分に似ている。
小さな神社ですが、大変気に入りました。
心の中で、勝手に「ナル神社」と名づけて後にしました。
車での移動も良いですが、歩いてみるのも良いですね。
自分だけの好きな場所が見つかるかもしれません。
<作者より>
ひさしぶりのこさるの冒険、いかがでしたか?
味わい深い神社と木々が
となりのトトロの映画を思い出して企画しました。
3歳のこさるにとっては、
遠くなくても冒険。
メイちゃんに負けない? かわいいこさる。
次回もお楽しみに。



































