
心染め
円熟のわが身に
これで終わりかと問う
肌を紡いだおもひで
紅色に染まる時があるかぎり
染め続けるかぎり
終わりなき紡ぎ続く
<作者より>
紅葉の季節がやってまいりました。
紅葉は不思議と場所によって顔色が変わります。
歴史をつないだような深い顔や
鮮やかに空を染めるような顔だったり。
日本に生まれてきてよかったなと感じます。
今回は何も演出のないエロティシズムを表現しようと思いました。
肌も出さず、ポーズもとらず
ただ座っているだけの女性。
エロティシズムはその女性の生きてきた道だと思います。
体型や美貌が良くても
生きかたや志が陳腐であれば
魅力は感じません。
どのような容姿でも
生きかたに懸命で芯を持っている人は美しい。
私はそう思います。
むずかしいテーマでしたが
自分の中ではうまくいったように思います。
昨年もいくつかの場所で紅葉の顔を見ました。
今年もどのような出会いがあるか楽しみです。
プチ旅は続きます。

「スマホ」
雨あがりの湿った道に
スマホを落とした。
水たまりじゃなかったか。
しゃあない、電話でもしてやるか。
たしかにちいさくなったなオカン。
無縁坂を聴いて
泣くようになったか俺。

「堕天使」
うつぶせで寝ているとあの子は言った。
「背中の毛、もじゃもじゃ」
俺は誇らしげに言う。
「アホ。これはちぎれた天使の羽根やねん」
背中に合体してきてあの子は言った。
「あたしの堕天使ちゃん。羽根になってあげる」

「すぶ濡れ」
ふたりで、しかも全裸で
ずぶ濡れになることはまーないな。
どしゃぶりのシャワーは快適です。
<作者より>
1年ぶりの変な詩集です。
秋風の中にいると、なんとなく詩が浮かんできます。
ちょっとした日常の風景。
楽しんでいただけましたか?
BGMはピアノで奏でる「サザエさん」のテーマです。
ちょっとしたいたずらです。^^
次回をお楽しみに。
<幸せな時間>
薄いカーテンから、日が差し込んでくる。
並んだマグカップと重ねた皿とフォーク。
「何時かしら?」
床に置かれたダンベルの影が長い。
私の王子様は、朝食にアボカド入りのオムレツと
厚く切った天然酵母のパンとコーヒーを用意してくれた。
ヨーロッパの映画に出てきそうな、ベッドの朝食。
パンを噛む時、舌が少しひりひりした。
歯ごたえのあるパンということもあるけれど、昨夜のこともあるのかな。
そのあと王子様は、やさしいキスをしてくれて出勤した。
二度寝のお姫様。
「ふふっ」
唇を指でなぞりながら微笑。
しわくちゃになったシーツを手でなぜてみる。
パフッとシーツに顔をうずめ、
スーっと匂いを嗅いでみた。
まわした手の感触、激しく動いた唇の感覚がよみがえってくる。
天井にうつるカーテンの影を見ながら、まどろんだ。
そんな感覚は前菜にすぎないの。
さっきから胸の先の塊がまだ疼いて、私を楽しませてくれている。
そう、メインディッシュが始まった。
スタート。
薄い毛布を指で少しづつたくしあげていく。
硬く愛しいモノがここにあったことを確かめたくなるのだ。
潤う草原にゴール。
そう、王子様も知らないもうひとつの幸せな時間。

<作者より>
女性は、終わったあとしばらく余韻を楽しむおとができるという。
うらやましいなーっていう話。
少し時間のかかる絵に取り組んでいます。
合間のブレイクタイム。
楽しんでいただけましたか?

群れが行く。
アルファは決めていた。
生れ落ちた時と同じ時に旅立つことを。
降ってくるような星空と青い月の夜。
千里先も届くかのような遠吠えと
星をまとった姿は
神々しくきらめいていた。
<作者より>
この作品は流れている曲「おさびし山」を聴きながら
浮かんだ絵です。
同世代の方なら聞き覚えのある曲のはずです。
そう、70年代に放映された「ムーミン」で
スナフキンが奏でていた曲。
さみしげで、暖かいメロディ。
オオカミたちが、群れをなして荒野を走るイメージがしました。
今回は、少しイラストチックに
解説文もひねらず素直にしました。
私は音楽から絵が浮かぶことが多い。
そんなコラボをお楽しみください。
秋の夜長、たまには素直に季節を感じてみたい気分です。

そんなこさるにも苦手な食べ物があります。
それは・・
メロンパン。

こさるが言うのには、クッキー生地の歯ごたえに
噛んだあとパスパスの中のパン。
【ピグ ナル☆G宅にて】
なるたろ~。 めがねかけてないでちゅ。 きゃっ、きゃっ。

いちげんさん、おことわりって言われることもあるんだって。
いちげんさんって何?

祇園をぶらぶら歩いていると、着きまちた建仁寺。
なるたろは、ここに来たかったんだって。
祇園でごはんを食べるのをやめるためにごまかしているのだわ。

びっくり。
でも、レプリカなんだって。
れぷりかってなんでしゅか?

本物そっくりに印刷された絵なんだって、
だから、撮影オーケー。
迫力ありましゅ。

ひろ~い、畳部屋。
禅をくむ部屋でしゅ。
ぜんざいじゃありましぇんよ。

ふ~。
おこさまでも楽しかったでちゅ。
京都はいいでしゅね。
おすすめでしゅ。
ひさしぶりのこさるんば、いかがでしたか?
秋祭ということで、ボリューム満点にしてみました。
メロンパン、私も苦手。
おいしいといわれるメロンパンを食べてみるものの
おいしいと思う事が少ないのです。
できたてものは、しっとりおいしかったかな。
祇園~建仁寺は初夏の頃のものです。
祇園祭の真っ最中でした。
祇園は風情があります。
忘年会で食事をしたことがありますが
味といい、雰囲気といい一級な感じでした。
常連になって、遊んでみたいですね。
建仁寺は、京都を凝縮したようなお寺です。
カメラOKなのがうれしい。
おススメスポットです。
今年は秋らしい気候が少ないですね。
でも、紅葉狩りを楽しみたいとおもっています。
こさるとともにプチ旅が続きます。
お楽しみに。

こころよ では いっておいでね
流れている曲は、NHK教育テレビ「にほんごであそぼう」の
歌のコーナーで流れていた曲。
数年前、四面楚歌におちいり気持ちも沈みがちの頃、
出勤前にこの番組を観ていました。
やさしい歌詞とうなりやベベンさんの軽快な三味線と歌声が
気持ちを軽くしてくれました。
「にほんごであそぼう」では
日本の文学の文章に曲をつけて唄っています。
「こころよ」は
八木重吉という作家の詩。
当時、八木重吉氏を知らなくて本を買って読んでみました。
感動と、日本語のあふれるばかりの表現の可能性を感じました。
今回の絵は、夏に描いたもので歌を意識して描いたものではありません。
久しぶりに聴いた「こころよ」に
なんとなく合っている気がしたのです。
八木重吉氏の詩がアップされているサイトを紹介します。
文章を書く上で、影響をうけています。
すべてを読まずに、気になるタイトルを読むのがコツです。
ピグで遊ぶのも良いですが
たまには心を洗ってみてはいかがですか?
↓クリック
八木重吉 「秋の瞳」
次回をお楽しみに。

悪さをさんざんやった。
信心なんてしたこともない。
白肌の仏。
見透かされている。
この女、なぜ仏を背負っているのか。
そう、つぐないを刻んでいるのだ。
俺が隆々と硬くなった。
<作者より>
みごとに彫られた刺青の写真をみました。
すみずみまで緻密で、鮮やかでした。
江戸期は、彫り物と刺青は別物でした。
彫り物は犯罪者としての刻印。
刺青は、駕籠かきの紋章や火消しの屋号がわりにとシンボルとして使われたそうです。
一度彫れば消えることのないもの。
そういう見方もありますね。
みごとな刺青は、持ち主が没したあと皮ごと残され陳列されている場所もあります。
芸術としてみたら美しい。
私は入れることはないでしょう。
固定したイメージがついてしまうから。
私の毛深い体毛がそれにあたるのかなっておもっています。
現在の日本では印象の悪いものですが
見る分にはよいものなのではないでしょうか。
次回をお楽しみに。






















































