よく男だから、女だから、っと話がくくられているのを見かける。
あれを見るたびにすごい違和感を感じざるを得ない。
たしかに性差は存在し、区別をしなければいけない部分も
多々あるにはあるのだが、そんなことを気にしなくてもいいような局面でさえ
区別をつけようとする人が思いのほか多いような気がする。

よく女性で、男には厳しく女性には優しくを謳われる方を見かける。
大抵そのような女性は、どのような対応をされる男性にたいしても一律、
見ようによってはかなり横柄な態度ととれるような応対をする。
相手が不愉快な言動を繰り返す人物の場合には
仕方ないとも思うのだが、普通の応対をしている人に
はじめから小馬鹿にするような態度もどうなのかと。

まぁいくら女性が増えたとはいえネット人口の、しかもこうした
コミュニケーションサイトなどでは男性比率の方が高く、
言葉悪くいってしまえば、女性に男が群がる傾向も伺えるわけで、
また女性へのセクハラが多い事からも、
男を敬遠する方がいらっしゃるのも納得はできるのだが。

また、男は男で男には厳しくそっけない接し方なのにも関わらず、
相手が女性となると急激に態度が変わる場合も多々見受けられる。
まぁ男同士じゃれあっても気持ち悪いだけかもしれないが
それを通り越してあまりにも横柄な人が多いのも現実。

なぜにそこまで人にたいして横柄になれるのであろう。
別にすべての人に同じように接しなければいけないと言うつもりはないが、
あまりにいきすぎるとそれはもはや滑稽でしかない。

そもそも精神的な部分での性差はそれほど
大きなものではないような気がする。
通常もてる男もてる女の要素のランキングを見てもわかる通り、
それらを入れ替えてあてはめてみても
なんら違和感など生じないのが普通である。

なぜなら、もてる男にしろ女にしろ、それは極々単純な話、
人として魅力的であるか否かにかかってくるのだから。
無論それは男らしさ女らしさにしてもそうであろう。

つまるところ、男だから女だからと言ったとて別にそこまで
区分けする必要もないのじゃないかと。

まぁ同性に興味を示さないのはまだ理解もできる範疇ではあるのだけど、
別に異性だからと正にしろ負にしろ目の色を変えすぎるのは
あまりに滑稽な話ではないだろうか。

まぁ自分も含めてではあるのだけど、もっとその人の人と
しての何かを感じながら付き合っていきたいと思う今日この頃。
今でこそ絵も描かなければ音楽も創りません。
が、若い頃はまぁいろいろとしてました。

画材もなんやかんやで透明水彩、アクリル等にはじまり
その他細々としたものが家に転がっていたり。
音源・キーボードもごろごろしていたり。

基本的に美しいものに触れることや モノを創り出すことに
非常に興味を覚える類の人のようです。

まぁあくまで自分の中でのクローズドされたセンスのもとでの芸術であり、
世間一般が認めようが認めまいが自分の中で
美しいと思ったものがすべてであり、
世の中に迎合されるかいなかは別の、
独りよがりのものでしかありませんが。

そういう意味では絶対にプロになれない類の人です。
技術うんぬんが満ていないのは当然ながら
おそらくそうであったとしても性格の問題で絶対に無理な人です。

これといった芸術の専門分野があるわけでもなくあれやこれやをかじり、
どれもがやってたんだねぐらいの器用貧乏な状態なのですけどね。

まぁそれが故に各芸術の境界線が非常に曖昧に見えてくるんです。

おそらく芸術というものも、根本においては
すべてにおいて同じものであるのではないでしょうか。

絵を描く感覚も音楽を創る感覚もすべてに親和性があり
絵を描きながら音楽を奏でる、音楽を紡ぎながら絵を観る事が
何か当たり前なような気がします。

おそらく絵が描ける人は音楽を紡げます。
音楽を創れる人は絵が描けます。
芸術をひとつ理解する人はおそらくすべての
芸術に対しての興味をもてる才能があると思われます。

なぜならすべては美しいという抽象的な感覚に集約されるはずだから。

音楽の旋律は絵におけるそのオブジェクトの輪郭をあらわし、
その輪郭の色は音色が変わるかのごとく多彩な彩を与え、
薄くバックに流れるストリングスの柔らかな音色は、
絵に深みを与えるために薄くキャンバスに色敷きされた下塗りのように。
下塗りの上に重ねられた色はその絵によりいっそうの深みを与え、
ストリングスの上に重ねられた音色は
その音の深みをより一層際立たせる。

美しいを追求していく心に違いなどないのです。
いつ以来の事であろうか、夜の訪れをかんじさせる宵闇の中
ゆるりと空を横切って回転する観覧車に僕らは乗り込んでいた。

いつまでも終わらない夏とばかりに、
太陽の陽射しを期待していた僕の期待は裏切られ、
もうすっかりと季節は秋を感じさせる夕刻の宵闇の中、
観覧車はゆっくりとゆっくりと空へ向かって昇っていった。

照れていることを隠すかのように僕は夢中で話し続けた。
観覧車はそれをあざ笑うかのごとく、もっと話し続けろとばかりに
ゆっくりと空の高み目指して昇っていった。

観覧車はまるで、空を翔る事ができない二人を空へ誘うように
遥か地上を後に頂へと近づいていく。

空の高みから見渡す世界は、遥か先までをも見透かし
そのまたさらに先に自分が歩むべき道があるかのように
僕は目を凝らし見つめる。

やがて天翔ける魔法の箱はその頂へと僕らを運び、
僕らは遥か地上を眺めおろす。
空を飛んでいるかのようにあたり一面に広がる景色を
俯瞰するそんな彼女が眩しくて、
僕は視界の端に彼女をおさめるだけで精一杯だった。

彼女はこの空の散歩を楽しむかのように、無邪気に笑う。
僕は今まで自分が歩んできた道、これから歩んでいくであろう道を
思いながら彼女と自らがやってきた方角を確認する。
そうして無邪気に笑う彼女を見ながら、僕は可愛いと思った。

時はゆったりとそれでいて確実に過ぎ去り、いつしかこの魔法も
終わりを告げるかのごとく、天翔ける箱は無常にも観覧車へと戻っていった。
まるで馬車がかぼちゃへと戻っていくかのように。
このままずっと魔法がとけないで欲しいと願う僕の気持ちを知っていながら。